第3話 カオス組、イレギュラーからの生還(れい視点)
「ってこの魔物なに!?」
「…アイススライム」
「倒せるの?」
「…ハンマーでバチコンって」
「へー」
これ配信じゃなくてよくね?
“れいが博識すぎて草”
“れい雑魚説が吹っ飛んだわwww”
“ってれい全部の魔物と倒し方覚えてたりする?”
「…ほとんどは覚えてる」
「「ばけもんだろ」」(クチナシとぬい)
“化け物だろwwww”
“どんだけ魔物居ると思ってんだよ”
“そのほとんど覚えてるって草生える”
「…原初のダンジョンシリーズ全部深淵まで潜ったから…」
「「「「!?」」」」(永遠以外)
「やっぱりな」
“#Fランクとは”
“ちょっとステータス気になるわ”
“けどクチナシよりは低いだろ”
“永遠は本職で
“永遠より強かったら笑う”
「…見せたくない」
「クチナシ命令でも?」
「…やだ」
だってどうせ弱いから。
さてと今喋りながらだけど出落ち魔物ばっかり出てくる。なんでそんなのしか出てこないんだよ。
“ってかもう20階とかはやすぎ”
“けど上層ボス倒せるんか?”
「じゃあ上層ボスとやりあってくる!れいはカメラを風魔法で浮かせて参加して」
「…はーい」
“れいすげぇ”
“れいってFランクじゃないのかもよ?”
「………Fランクです」
「いつもより間が長いww」
ぬい…マジでやめて…
って上層ボスのミノタウロス居なくね?
「ねぇれい、いつミノタウロス出てくるの?」
「…もう出てるはずなんだけど…イレギュラーの可能性ある。…引き返そうよ」
「じゃあめっちゃやばいんじゃないの!?」
「めっちゃやばいな。あれ見ろ、ドラゴンが出てきた」
「…深層の魔物だ…ミドルドラゴンだっけ」
「やばいじゃん!!」
「早く逃げようよ!」
「…もう遅かった…餌と認識された」
「じゃあ倒すか」
「…だね」
“永遠とれいが倒すとか言ってる”
“それより逃げてよ!”
“俺らの推し死なせるなよ!!”
“今通報したからすぐ救助くる!早くそれまで逃げて!”
「…永遠、暴れていいよ…能力も使って」
「おけー」
「…けど素材は残してね」
「ほーい」
「…じゃあもう1匹はボクが相手する。だからみんなは結界の中入って」(結界作りながら)
“““永遠はともかくれいは逃げろ!”””
視聴者さん優しいなぁ〜
よし、さっさと倒さないと
「れい、終わったぞ」
「…はやくね?」
「いや、雑魚だから」
「…たしかに《一刀両断》」
話しながられいは刀で切り伏せる
「永遠とれい強くね?」
「…永遠は
“いやいやれいはどうやってあの巨体斬ったんだよ!”
“#Fランクとは”
「…刀でビュッ!ってやって斬!みたいな?」
「「「「いや意味わかんない」」」」(永遠以外)
「…いや…だから言ったじゃん…更新の試験がめんどいからやってないって…」
「「「「ほんとのことだったんだ」」」」(永遠以外)
ひど…永遠には言ってたけどみんなそんな風に思ってたんだ…
けどこれで大丈夫か、倒したし。
「「さて、どうしよ、私たちの見せ場ないよね?」」(クチナシとぬい)
「「うんうん」」(りめあとるばあ)
“そんなこと思ってるクチナシとぬいww”
“次までに武装強化してスキル探したら?”
「いいねそれ。つまりれいをこき使うということか」
「…配信してたらその配信で拾ったものなら持ち帰れるよ…」
「よし、次回もおねがいね?れーい」
「……………わかった」
“いやそうなれいは草”
“どうなるか楽しみだわ”
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さて次回、クチナシ、スキルに目覚める?
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