第4話 天使からの『いいね』と『鈍色』と
わざわざ言うことでもないのは承知の上で発表すると、阿倍カステラのTwitterフォロワー数は15人。
それを聞いてみなさんは「少なっ!」と思うかもだけど、僕としてはこれまでずうっと6〜7人だったので、「倍増してるじゃん!」と喜んでいたりする。さんざん自虐ネタにしてきたせいで、嘆くのに飽きてしまったという向きもある。
そんな影響力もなんもない僕のTwitterアカウントなんて、見る人も極めて少ないわけで。どんなビッグワードの#(ハッシュタグ)付けたって、インプレッションが爆増することはほとんどない。
前クールのドラマ『ブラッシュアップライフ』の劇中に出てきた「ドラマクラブ」みたいなことをやろう! と先日から始めた企画、「テレビドラマを語る大人の部活動『クラスメイトになりませんか?』(学生可)」参加者募集ツイートだって、当たり前のように反応は少なめだったんだけど。
なんと、『ブラッシュアップライフ』出演者からそのツイートに「いいね」をもらえたの。「NOいいね」から→1/1の確率での番組関係者様「いいね」に、朝から気分があがったよ。
しかも相手は小学生だから、ほんと純粋にうれしいよ。
そう。その出演者とは、名前こそ明記しないけど(小学生なので)、木南晴夏さん演じる「米川美穂」の小学生時代(みーぽん)を演じた女の子。何の因果か、リアル「ドラマクラブ」の一員! ご縁を口にするのは独り善がりすぎる。でも、な〜んか縁起がいいなあって思えてさ。
昨夜(明け方)たまたま『タルサ 俺の天使』(2020年)という映画をPrimes Videoで観たのね。心に傷を負った男の前に、娘を名乗る9歳の女の子が突然現れるという実話に基づいたお話で。タイトルの通り、その女の子がま〜天使なの。それを観てから数時間後の出来事だったから、たった一つの「いいね」が何ものにも代え難い天使からの贈りものに思えたよ。涙涙。
「みーぽん」役の小学生のTwitterアカウントをのぞくと、過去に『コウノドリ』『相棒』『3年A組 ー今から皆さんは、人質ですー』とか数々のドラマに出てるのね。
その中に、〝令和きってのドラマウォッチャー〟の異名をもつ阿倍カステラが印象に残っていた役もあった。それは『鈍色の箱の中で』の神尾楓珠さん演じる「真田利津」の妹・リリ役。あとでもう一度観てみようっと。(TVerで全話配信中・4/5現在)
それだけたくさんのドラマに出演してきたならば、『ブラッシュアップライフ』の「ドラマクラブ」のようなことをリアルでやったりしてるんじゃないかな? とか。劇中で何度か繰り広げられたシール交換(人生何周目かの同シーンで僕は泣いた)を、令和の小学生としてリアルにどう思ったかとか、いろいろと質問してみたい気持ちになった。
で、ここまで書いといて何だけど。
その「みーぽん」役の小学生のTwitterアカウントって、親が管理してるからね。そりゃあ、当たり前といえば当たり前の話で。親御さんからの「いいね」だった可能性もありそう。っていうか、そのほうが可能性大?
だとしたら、前述した「天使からの贈りもの」の比喩は取り下げざるを得ないけど。それが親御さんからのものだとしても「縁起がいい」に変わりはないね。
最後に。
たった一つの「いいね」でここまで喜べるのはフォロワー15人の阿倍カステラだからこそかな。僕にとっては「たった一つ」じゃないんだ、「ただ一つ」なんだ。それこそが、何ものにも代え難い天使からの贈りもの。
全国的に春休みの期間ってまちまちでしょ? 今日くらいまで、春休みだったらもしかして…。
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