第5話
【秀一視点】
桜が、見せつけるように青い下着を見せてきた。
もっとも、その前から、ぼくの下半身の一部が暴走状態だったわけなんだけど……
きっと桜は、ぼくがどんな要求をしても応えてくれるのだとは思う。
だからと言って、昨日付き合い始めたばかりなのに性欲処理を手伝ってほしいなんて言えるわけがない。
「あの、その、気持ちだけもらっておくよ」
「じゃぁ、私も気持ちだけ貸してあげるね」
そう言って桜は下着を脱いで、ぼくに手渡してきた。
「どう使っても良いから。私だと思ってたっぷり堪能してね」
差し出されたので思わず受け取ってしまったが、ほのかな温もりが実に生々しい。
「じゃぁ、終わったらメッセージちょうだい」
まるで、そうするのが当たり前みたいに桜は、スカートをひるがえし部屋から出て行った。
階段を下りる音がするんだからきっとリビングに向かったのだろう。
「にしても……今、桜……。ノーパンなんだよな……」
それを考えると益々下半身の一点が元気になっていく。
「あぁ! もう! やればいいんだろ! やれば!」
半ばやけくそみたいな感じで、ぼくは性処理をしてから……
ありがとうと桜にメッセージを送った。
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