第37話 救いの女神様
救いの女神様
「まあ、現実的に描写すると巫女さんが神様の振る舞いをしたってことかな。
巫女さんが演じたのは神社にお祀りされていらっしゃる稲田姫命こと櫛名田比売様で、須佐之男命の后(きさき)に当たる方だ」
「望は神様の存在を信じるの?」
「神社に参拝してする質問?さっきも触れた通り、神様は存在する。ただし、人の幸不幸には直接係わっていない。ってのが僕の定義だな」
望は菫には語らなかったが、世の中は双極でかつ相補性で成り立っていると考えている。神が存在するならばそれに対極の立場すなわち仏教で言う魔性が存在する筈であり、それが融合して安定した状態すなわち実体を得るという理屈である。すなわち、+と-があってそれが中和した状態で実体が存在する。実体化したときにはそもそもの性質が打ち消し合い、安定した状態になり実体化する。望は大学で学び、さらに小夜に気を引く為に自学で進めた量子論でパウリが語る電子の理屈と似ていることに驚いた。ここで矛盾が1つある。融合する前の神様、魔性すなわち実体のない状態の神様をどうして人が神様及び神様の振る舞いを知る事ができるのだろうか
「望の手って温かいな」
菫は突然話を切り替えた。望は菫の手が女の子らしく冷たいと思った。未来の菫すなわち我々が呼称する”巴”の言葉があった。菫は未来の妻なのである。身内のような遠慮なさが積極的な対応を後押ししている。望は躊躇なく菫の手を取っている
「ご苦労さま、お腹空いたでしょう、駅の方に戻って何か食べよう」
”願”をかける予定だったので、2人は食事を抜いて参拝に臨んでいる。望は菫が少し照れた表情に見えた
「望、お弁当を持って来たから一緒に食べよう」
望は笑って
「今日死んでしまっても悔いはないな」
望は冗談のつもりだったが、菫はきつく手を握り返し、そのまま望に縋り付いた
「嫌だ」
菫の声は既に泣き声だった
「冗談だよ、真に受けるなって」
「小夜の身代わりになるつもりでしょう」
望は言葉を失った
「嫌だよ、嫌だ!
折角仲良くなれたのに
折角2人で出かけたのに
私のこと好きだと言ってくれたのに
・・・私に悲しい思いさせないでよ」
望は泣き声の菫が落ち着くのを待って優しく言葉を掛けた
「いつから気付いたの?名探偵」
「やっぱり、あの人の言うこと本当なんだ」
望は出し抜かれたと思った
「全部話すよ、婦人と話しているとき、
・・・ずっと菫さんがいなくなることが怖かった。
菫さんの頭脳を貸してほしい。そして僕を助けて欲しい」
望は縋る菫の背中に手を回した。望の手は震えていた。ずっと1人でがんばってきたがここまでである。望は生きたいと思った。誰かに非難されても、酷いと言われても菫との未来を選択したいと思った。菫の右手が望の髪を撫でた
「2人で考えればきっと出口は見つかるよ」
望は菫の泣き声の言葉に我に返った。そう、自分はどうなっても菫だけは平常な世界に戻さなければならないと。苦しくても泣き言は言えない
「境内の裏に公園がある。そこでお弁当を食べよう」
菫は望の服で涙を拭った。望はもう一度手をつなぎ直して公園へいざなった
歩きながら望は
「お弁当を作ってもらうなんて僕の人生で初めてだな」
菫は何も答えない
「いいのかよ、男にこんな隙をみせちゃっても」
「望なら大丈夫」
「詐欺師に騙され易いタイプだね、菫さんは」
「大丈夫、御守は2つになったから」
「巫女さんの話は僕に話せる?」
「話せない」
「だろうね。・・・僕は今まで起こったことを全て菫さんに話す」
「覚悟している。お弁当を食べ終わったらお願い」
自動販売機の前を通ると望は菫に
「お茶でいいかな?」
「女の子に1本はきついかな」
望は繋いだ手を離してお茶を買った。菫は望のジャケットを掴んでいる
「余ったらちょうだい」
「女子大生の飲みかけなんて高く売れるね」
「それは考えていなかった」
2人は対して面白くなかったが、何かから逃れる様に必要以上に笑った。望は菫の耳に缶をあてた
「強制冷却中」
「冷たいよ」
望は缶を菫の耳から離すとベンチに誘った。菫の座るところに先程のタオル地のハンカチを置いた
「慣れているね」
「ははは、感謝されると思ったら手厳しいね」
「小夜の口説き方、見ていて腹が立ったからね」
「菫さんに妬かれるなんて大分僕もサマになってきたな」
望は菫が予想以上に怒っていることが分かった
「妬いてないっての、このすけこましが」
「いいね、その蔑む言葉、僕は結婚したら奥さんの尻に敷かれるのが夢なんだ」
「違う意味でしょう、望のスケベ」
「菫さんは自分の未来が見えてしまったらどう思う」
菫はお弁当の準備をしながら気のない返事をした
「内容によってかな」
望は空を見上げて
「例えば将来結婚する相手を知らされたらどう?」
菫は笑って
「ダメな奴なら未来を変えようとするかな」
望も笑って
「だよな」
菫はお弁当を開いて
「苦しゅうないぞ、好きなだけ食べるがよい」
「姫様ありがとうございます」
望はたまご焼きを手でつまんで食べた
「こら、楊枝使え!」
「うめぇ、これ。味が絶妙! 見立ての通り菫さんは料理上手だ」
「ふふふ、美味しいでしょう。だってこのたまご、私の血で味付けしているんだもん」
「そっか、菫さんの身体の一部頂いちゃったんだ。美味いわけだ」
菫は望の肩を太鼓のように叩いた
「望のスケベ、どうしてそういう発想になるんだよ」
「この肉巻きも最高だね。肉が柔らかい。菫さんの旦那になる人が羨ましいよ」
「そんなことないよ」
「頭良くて、かわいくて、料理が美味いなら天人級だね」
「望は、最初に”頭良い”が来るんだ」
望は相手を褒めるときに最初に言う言葉こそが相手に最も感心がある傾向が強いことを何かの本で読んだことを思い出した
「姫様は何て言って褒められたいの?」
「何だと思う?」
「”努力したね”かな」
菫の動きが止まり俯いた。短い沈黙の後菫は無言でサンドイッチを望に渡した。望は笑顔でサンドイッチを口に運んだ
「辛っ」
望はあまりの辛さに悲鳴を上げた。菫は笑っている
「ごめん、ごめん」
望は残りのサンドイッチを口に放り込んだ
「何しているの!」
望は咽せながら
「菫さんが僕のために作って頂いたものを残すなんてできない」
望はひどく咳き込んだ。菫は咽せる望の前に立ってお茶の缶を見せると、薄笑いを浮かべた。望は菫がこの上なく美しい表情に見えた。望はいつか奈緒に話した通り、望が恋した美人女性に毒殺されたいという願望があった。その毒を口に含むまで騙される望と、望に対する呪詛めいた恨みを晴らす機会を得た美女がする表情を苦しみながら見たいとおもった。写真を撮る望にとってこれこそが女性の見せる最大の芸術だと信じて止まなかった。
望は今、菫が美しいと思った。毒薬ではないにしろ、涼しい顔で自分を見ている菫が溜まらなく美しかった。自分がなくなる前にほぼ近い状態で夢が叶った。望は咽せながら菫の顔を見て高揚した気持ちに支配されていた。
菫はお茶を望に渡さず自分の口に含んだ
「いじわるするなよ」
咳き込みながら望は菫に手を差し伸べた。次の瞬間、望は太ももに心地よい感覚を得た。菫は望の太ももに座るとそのまま望の首に手を回し唇を重ねた。
望は突然の出来事に対応ができなかった。なぜか、紫と交わした口づけの追憶と重なった。そして今はどうでも良い筈の、その紫がこの時空には存在しない事が脳裏を過った。
菫の唇は柔らかくて淡水魚が川を泳ぐように艶めかしい動きをした、紫のそれとは明らかに違う。深い深い闇に落ちていくような感覚、それは恐怖でなく心地よい快感だけが身体をよぎる。身体が動けない、まるで何かの呪いに掛かったようだ。
菫の口から冷たい液体が流れ込む、望は菫の乱れた息づかいを知った。望は息をするのを忘れて、鼓動だけが早くなるのが分かった。お茶が流れ込むのが終わると菫は唇を離した。望は菫の口からお茶がだらしなく流れているのを見た。菫はそのお茶を拭うことなく言葉を発した
「小夜には渡さない」
その言葉に狂気がこもっていることを望は感じた。菫から口移しでもらったお茶を飲み干すと辛さは盛を過ぎていた
「ごちそうさま」
望は唖然とした表情のまま、菫のお尻に軽く手を触れ。菫は”キャ”っと小さくて短い悲鳴を上げて、太ももから飛び降りた
「望のエッチ、無礼であるぞ」
口のお茶を拭いながら菫は言った
「姫様、申し訳ありません」
菫は笑顔で望の頭を叩いた。周りの人が2人を盗み見していることがわかった。望は菫が全く周りの目線を気にしていないように見えた
「望が女と話しているところ思い出したら辛子がこんなにいっぱいになっちゃった。辛子が小夜の分で、わさびが奈緒の分」
望は菫の笑顔に恐怖を感じた。菫は望の答えを待たず
「量子さんの話が聞きたいな」
望は野暮な質問を避けてその問いだけに尋ねた
「量子さんは”さん”づけなんだ」
菫の顔に笑顔が戻った
「望が私とキスしても平然としているのが気に入らない」
「驚いて言葉が出ないだけですよ」
何故か回答が畏まっている
「嘘つき」
「おかしいな、好きな人の前では嘘は吐かない主義なんですけど」
「意地悪!」
どういう反応をするのが菫の理想だっただろうか、望は解のない答えを探す気にはならなかった。ただ、抱きついてきた量子と跨線橋の紫の記憶が蘇った。
「・・・今のままだと何も菫さんになにもお返しが出来ないんだよ。
本題に入るかい?それとも量子さんの話を聞きたいかい?」
「本題に入る前に量子さんの話が聞きたい。量子さんの想い出を片付けたい。望が一目惚れした人でしょう。そして紫さんの前で告白した人。私は多分量子さんのことは好きだと思う。でも私は量子さんに勝つ自信が有る」
望は菫の身体に一大事が起こっているのに量子の話を聞きたがる菫の心理が理解できなかった。いや、碧や桃香も同じような傾向があったような気がする。菫にとっては前橋で出会った自分と量子の映像が脳裏に焼き付いているのかもしれない。そして、将来菫と結婚する情報を菫は持っていないのだ
「そういえばすんすんも言っていた」
「すんすん?」
「ごめん、量子さんのあだ名、実は2人でいたときは名前は知らなかったんだ」
「呆れた、名前も知らないであんなに仲良くしていたんだ」
「すんすんあのとき彼氏持ちだったんだぜ」
さすがに菫も驚いた顔をしたように望には見えた
「汚れているわあなた達、だからキス位じゃ動揺しないんだ」
「でも腕組んだぐらいで口づけすらなかったぜ、惜しいことをした」
望は菫に結構強めに脇腹を抓られた
「すんすんもあのとき、菫さんのことを自分に似ているといっていたな」
すんすんは店に入ると、鬼の形相でメニューを見つめていた。菫が推薦したピザを頼むかどうかと言うことで迷っていた。”両方たのんじゃいなよ”と望は言った。結局望がすんすんの第一希望を頼んで、すんすんは菫の推薦したピザを頼み共有した。すんすん曰く、仕草や言葉の言い回しが似ているから、多分自分に近いといっていた。この席に誘ったのも社交辞令でなく、本当に話がしたかったからだと言った。望はこれまでのやり取りで菫と量子は確かに性格は似ていると思った
「お邪魔できないよ、仲良さそうだし」
菫は望の脇腹を執拗につねる
「痛いです」
「あら、ごめんなさい、で、軟派野郎の望はなんてすんすんを口説いたの?」
「駆け落ちしようって」
菫は今度は望の顔を強くつねった
「望は簡単にそういうこと言うんだ」
「ああ、紫さんの前だったからね」
菫はつねった手を離し、優しく撫でた。事もなげに菫は言った
「望は紫さんの呪縛から逃げたかったんだ」
10秒ほどの沈黙の後、望が口を開いた
「誰でも良かった訳じゃない」
望は、その時の状況を詳しく話した。
量子が望と紫が交際していると思って話しかけたこと
真希が友達の桃香のために紫に望と桃香が付き合うことを認めて欲しいこと
桃香が紫の過去に嫉妬して、そのことが桃香の重圧になっていること
サンドイッチを挟みながら、4人の会話の概要を菫に伝えた。菫はこの話になると、相槌を打ちながら途中で食べ終わったお弁当を片付けながら聞いていた。4人の会話は興味がないように望には見えた。ペットボトルのお茶は結局菫が”あつい、あつい”と言って飲み干した。望はペットボトルに触れる菫の唇の動きを見ていた。視線に気付いているであろう菫も気に留める様子もなかった。望はもう菫のお弁当が食べられないと思うと悲しくなった
「随分複雑なんだ」
「まあね」
望は桃香に関する話を補足した。桃香は量子や菫と正反対の奥ゆかしい性格だった。望は菫に自分は菫や量子のように自分の気持ちに正直な人が好きだと言った。ただし、桃香が自分に好意を告げたなら交際していたと菫に告げた。それは美人局と疑っていた負い目だけでなく、劣等感に支配された桃香の人生にとっては自分から桃香の思いに忖度して告白するよりも、桃香から告げる方が得るものが大きいからだと考えたからだ。自分は告白しない代わりに告白されても断らないという信号を多く出していた。でも、桃香との2回目のデートは実現しなかった。
さらに大田原真希の行為は逆効果だった。いや、それより前に自分と久保紫、黒羽量子そして、大田原真希の会話から逃げた時点で幻滅してしまった。そしてそのとき逃げた桃香を連れ戻して会話に参加させようとした量子の行為が際立ち、心を奪われてしまったのだ。
菫は頷きながら望の話を聞いていた。
「多分、桃香さんは大田原真希さんが自分より美人で頭が良いことにずっと劣等感を抱いていたのだと思う。だからあの日、僕と真希さんが話をするところを見るのが嫌だったのかも知れない。僕の理想は紫さんの前で”今の望の彼女は私です”みたいな彼女面(ずら)して欲しかった」
「ははは、私なら間違いなく望の期待に応えたね」
「”だって、菫さんは私より美人で、頭良いし、会話だって巧みだし、自信も勇気もある。私には勝てない”みたいなことを桃香さんなら言うかな?
”私には不足な漢だけど、かわいそうだから我慢してデート位はしてあげる”みたいな娘が好きなんだけどな」
菫は先程つねったお腹の辺りをさすった
「桃香ちゃんは、いつか王子様が私の魅力に気が付いて、仕合わせを運んでくれると信じているのかしら?」
「姫様、言葉が過ぎますぞ」
「でも彼女、碧ちゃんの1件を知ってて望のことが好きになったんでしょう」
「まあね、年頃の男女が1年半も一緒にいれば情も湧くでしょう」
「さっきの話だと、桃香ちゃんは美人局だと思われていたんだ、こんな魅力的な私に素っ気ないなんてあり得ないって感情を抱かせて望の虜にした訳ね、天魔のやることはえげつないな」
「女の子と付き合うとお金掛かるからね、当時学校からバイトも禁止されていたし、親の金でデートするのもどうかと思った」
「うわ、現実的」
菫は笑った
「会話も友達以上恋人未満だったしね、もう少し桃香さんのお尻が魅力的だったら箍(たが)が外れていただろうけど、手を繋いだこともなかったな」
菫は望の頬をつねった
「不思議よね、私の身体で一番嫌いなところを望は好きなんて」
望は微笑んで
「菫さんの好きなところは人として尊敬できるところかな」
菫はつねるのを止めて頬を優しく撫でた
「尊敬?」
「僕にはやろうと思っていても出来ないことを、菫さんが出来ちゃうことかな」
「どんなところ?」
「言わない」
「私(わらわ)の頼みが聞けぬのか」
「菫さんに告白することがあったらそのとき言う」
6秒間の沈黙が2人に流れた
「いま・・・」
言いかけた菫の言葉を遮って
「このままだと僕は消滅する。菫さん、助けてほしい。僕は氷川神社に来るまでは巴さんと心中するつもりだった。
・・・僕は生きたい。
僕のためにお弁当を作ってくれた女性のために生きて恩返しがしたい。
菫さんに辛いもの食べさせてひぃひぃ言わせてやりたい。
大学卒業して教師という職業を選択しなかった僕を褒めてやりたい」
菫は無言で頷いた。そして望の瞳をのぞき込むと笑って
「手、つなごうか」
望は今までの人生の中で最高の言葉を菫から貰ったと認識した。
「ああ」
望の右手に菫は左手で痛いくらいしっかり握った
「ありがとう」
「望のそういうところ好きだよ。でも、もう1人で抱えないで」
望は俯いて
「菫さんに憑いているのは、未来の菫さんだ」
つないだ菫の手が震える。今度は望が菫の手を痛くない程度に握り返す
「僕は未来の菫さんと結婚する。西暦1999年2月に式を挙げるらしい」
「新しい年号の11年2月14日。私の見た夢でも隣にいた新郎は望だった」
菫もはっきりと告げた。”へいせい”という年号に変わっていたようだ
「僕は未来の菫さんと飲み会のあの夜3つの約束をした。1つはあの夜、菫さんを抱かないこと」
菫が望の手を力強く握った。望は菫が言葉を選んでいる様子だったが、無視して続けた
「2つ目は、あの夜に菫さんの家に泊まらず、小夜さんの話を聞くこと」
「ごめん、私、・・・望のことを疑っていた」
切ない声で菫が呟いた
「3つ目が、小夜さんと3人で鶴岡八幡宮にお詣りすること」
言い切ると望は登山の山頂でするような大きな深呼吸をした
「僕も菫さんしか頼る人がいない。でも、どういう結末になろうと、指切りしてくれた佐々木菫さんの想い出だけは意識のある間ずっと忘れず携えていたい。僕の人生の中で一番美しい出来事だった。
だから、僕はこの世界でこれから起こるなにもかもが怖くはないんだ」
菫の目から大粒の涙が零れた。望の頬も熱かった。
<つづく>
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