文字とページと、暑苦しい。




仕事で文章を書くことが多いが

一旦顔を上げるのが

大体1500文字前後らしい。


そのくらい打つと

全体のバランスをみたくなる様だ。


文字バランスー漢字と仮名・カナの配分。

行間。

ページ内で文字を追う時に

どうなるのかがとても気になってしまう。

次のページを繰る為の

その一文は

適切に言葉を選んでいるだろうか。

気になる。

気になる。


文章というよりも

文字で作るレイアウトの確認だ。



デジタルだとそうもいかない。

相手の媒体が特定できない。


特にスマホだと

「ここ」しか見えん。

当たり前のことを思うのだが

レイアウトとしては どうなんだろう。


読み手の媒体が

PCなのか。

タブレットなのか。

スマホなのか。


機種によっても表示具合が

若干変わる。


レイアウトはどうする。


ここが気になると

確実に手が止まってしまう。

レイアウトが

イメージとして見えてこないと

先に進まないのだ。




プリンターが壊れて

「ま、いっかー」と思っていた。

デジタル化が進み

ざっくりとしたレイアウト化も進む。


文字の書体や「1冊」の構成。

じっくり選んで、読み手の視線の動きを考えて。

内容に合わせて構成もレイアウトも

変わるんじゃないのか。


もの凄く「求められない」ものになっている。


作業としては確かに楽になっているが、

なんだか力が入らない。


ある作家が心血注いだ作品に

情熱注いでこだわって「本」として世に送り出す。

出来ることを全力でやりたい。


粗製乱造そせいらんぞうなんて

イヤだ、イヤだ。





暑苦しい拘りもデジタル書籍のおかげで

よい面もたくさん増えた。

拘りを逆手に取って、楽しくやろう。





















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