人は感電するとどうなるのか


感電した。

台所周囲を掃除している最中だった。


手から

通電性のあるブツが

離れなくなる。


ギャグ的表現の 

体の中がスケるアレ。

本当だったんだ・・・


感電して焦ってはいる。

にも拘わらず。

余りに珍しい状態で

ついつい冷静に観察してしまった。


家の者に怒られた。


掃除の時は

感電に注意しよう。


数日

帯電している風な感覚のままに

特に問題なく過ごすが、

突然 鼻水が止まらなくなった。

正確には

鼻から水が止まらない。


寝ていても

鼻から出る水が喉に降りてきて

溺れそうになり

むせて咳き込む始末。


どこからこんなにでるんだ。

鼻血宜しく

ティッシュを詰め込むが

ただ水浸しになって

奥へ奥へと流されていく。


体から失われていく水分で

肌もどんどん枯れ

喉が渇いてしょうがない。


鼻から水が放出されると帯電する感覚が減っていき

水分を取ると帯電度が増す。

その証拠に「ブーン」という

電気的なモノを体の中から感じるのだ。


感電した時の

電気が残っているのだろうか。

面白いことになった。


感電するだけでも

かなり珍しい。

せっかくだから色々やってみよう。


使い終わった乾電池に

充電できるかやってみた。

しばらく両端を持ち

リモコンの電池と交換してみた。

なんとTVがつくではないか!

すげー!

充電成功だ。


次に電球が付くかやってみた。

家にある色々な電球で試してみる。

電球の、真ん中の配線が若干反応する!

すげー!面白い!!


もっと早く実験しまくればよかった。


調子に乗って

電気実験を繰り返していたら

帯電していた分の電気はすっかり抜けていた。


オススメしないが

面白体験だった。


唯一の感電の名残といえば

全体的に体の水分が足りなくなったことくらいで

健康面では特にない。












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