少佐は敵の国王にストレートパンチをいれる
私は急いで最上部の部屋から309室の部屋の前まで転送魔法を使って来た。
ドアを思いっきり開けて私は言った。
「もう9:37分だ!少し予定より早いがカイザル、行くよ!」
私は部屋の中にいた軍服を来たカイザルを無理やり連行して最上部の部屋まで転送した。
「カイザル、いい?放送でも話したけど4秒間だけ敵の戦艦に密着するから私に着いてくるのよ?」
「俺をなんだと思ってるんだ?」
「役に立たない選択外」
そう、私には今、急いでいるのだ。
攻略対象がどうとかそういうのはどうでもよくてまずは戦力になるかどうかだ。
今の戦場に立っている私には力以外価値がない。
「さあ、カイザル行くよ」
私はカイザルの腕を強引にっ引張って本日二回目の敵国の戦艦にスライディングキックして突入した。
「パリィィィィン」
窓と一緒に私は戦艦に張ってあった結界も割り侵入する。
「侵入者だ!」
あ〜あもう見つかっちゃったか。
私はカイザルの手を強引に引いて片手で短剣を襲ってきた敵兵の腹部に刺す、そして蹴りを入れて投げ飛ばす。
また襲いかかってくる敵兵を蹴り飛ばす。
そして王の部屋へ進む。
この繰り返し。
「カイザル、この部屋よ!」
「ハァハァハァ」
カイザルはもう息切れしていて私はそんな彼に構わず王の部屋をバァァァンと開けた。
「こんにちは、王様。私は貴方を殺しに来たアリシア、それ以上は覚えなくていいわ」
「お前は...敵兵か...!」
王は小刻みに震えみっともなかった。
早く私はケリを付けたいので腹黒い笑みを浮かべて王の顔面にスロレートパンチをいれ短剣で首を切った。
「はい終了〜」
私を見て信じられないものを見るかのようにカイザルは驚いているがコレは基礎中の基礎だ。
「うん、君はやはり期待を裏切らないね」
いきなりドアの方ではカイザルではない声がした。
そう、この声は......大佐の声だ。
なぜ大佐がここに?
計画ではここにいないはずなんだけど?
「でもね――僕の計画には君が必要なんだよ、アリシア・エディス・フィリシア」
次の瞬間――目にも見えぬ速さで私の腹部を大佐がロングソードで貫いた。
「な...ん......で...‥‥‥‥」
「それは僕が大悪魔だからだよ、君は僕の供物にうってつけだね、だからちゃ〜んと骨まで残さず食べてあげるよ」
「わ...‥‥た...し......が...‥‥‥」
「うん?」
「私が雑魚ごときに負けるんだよぉぉぉ」
「は?」
私は怒りのあまり悪魔の力を開放する。
腹部のロングソードを抜き回復させ元通りにする。
そして大佐の前で仁王立ちしていった。
「私の名は
悪役令嬢に転生してシナリオから逃げようと軍人になったけど何故か攻略対象の様子がおかしいです ちーずけーき @04110411
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