第五章 父親
学校でのイジメは、少し収まったが、入院説は私のせいだと言われ続けていた
先生達は、流石に信用してなかったが、同級生達は難癖付けたいのか、本当に信じていたのか、頼むから呪わないでくれ〜と、言う人も出てきた。
本当におめでたい。
呪いなど、術者じゃない限り、普通に生活してる子供には出来ない事なのに。
家では相変わらずの毎日
そして、父親に女が出来たかもと、母と母方の祖母が話をしているのを聞いた
母が泣き、祖母は怒っていた。
この駄目親父が居なければ、母も私も平和に生きられるのか•••
そんな考えが頭を横切る。
深夜みんなが寝静まるのを確認して、そぉ~と、静かに台所から包丁を持ち出す。
イビキをかいて寝てる父の枕元に立つ
子供の力でも、寝首位はかけるだろうか。
怖い•••
でも、みんなの平和の為に、やらなければ•••
カタカタ奮える手をどうにか止めようとした時、ふと隣で寝ていた母が起き、静かに手から包丁を取り、別室に連れて言ってから、泣きながら
あなたが、殺人を犯したら、この町で住めなくなる!
お母さんだけでは、仕事も住む家も用意出来ず、あんな人でも居ないと生活が出来無い!と、訴え泣き崩れる母を見て、どちらにしても、間違った事をしようとした事には変わりなく、迷惑をまた掛けたと言う認識しか無かった。
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