第7章 2人の王が出会う時
9
城の最上階の一室で紅茶に口を付けながら、朝焼けに染まる城下の街並みをロディアは眺めていた。
代々その階は当主達のプライベートの場としてあてがわれている。
日々多くの執務に追われるこの国の最高権力者の憩いのひと時だ。
時刻はまだ午前7時を過ぎたばかり。
毎朝7時になると使用人が眠気覚ましの紅茶とその日の召替えを持ってきて、それからしばらく寛いでいると朝食の時間になる。
それにはまだ15分ほどの余裕がある。
いつもなら部屋の隅に置かれたソファに座ってのんびりと本を読んだり、楽器が奏でる音楽を鑑賞したりして空いた時間を優雅に過ごすものの、今日に限ってはそうも言っていられないかもしれない。
何者かがこの城の敷地内に侵入したのだ。
それもただの無法者の類ではない。
禍々しいほどの魔力を体内に宿しながら、着実にこの館まで近づいてきている。
恐らくは“最上級悪魔”だ。
今のところ城兵からの連絡は無い。
長年に渡る戦がようやく終結したとは言え、その余波で局地的にはまだ多くの武力衝突が発生している。
敵の残党達が勢い余ってこの近辺まで攻め入ってくる事もある。
その度にトップが指揮を取っていては他の業務に支障をきたし兼ねない為、余程の『大事』が発生しない限り、現場内で対処にあたるよう下の者達に言い含めてある。
だが今発生している事態はその『大事』に該当している可能性がある。
いずれ自分の元に詳細な情報が届くだろう。
それまでの間、ロディアは侵入者の正体について考えを巡らす事にした。
情報の行き違いによる不要な揉め事や客人を装った襲撃などを避ける為に、この城を訪問する際には事前に連絡を入れるよう周囲へ通達してある。
その為、誰とどこでいつ面会をするのかなど全てのスケジュールは予め定められており、来訪予定者のみが城内へと通される。
今朝、来客の予定はない。
警備に関わる者なら誰もがそれを知っている。
だから城兵達はあの侵入者を敵とみなし何らかの攻撃を加えているはずだ。
それを潜り抜けて進んでいるのだから、なかなかの猛者なのだろう。
まさかレヴィアタンの手先か――。
先の大戦における最大の敵勢力がレヴィアタン一派だ。
元より魔界七家に数えられるだけあってその戦力は折り紙つき。
そこから送り込まれた刺客であるのなら、これ程の威勢や魔力を持ち合わせていてもおかしくは無い。
しかしその可能性は低い。
レヴィアタン家の当主、クエバ・デューク・レヴィアタンとの間には他の家々の代表者らと共に戦争の終結などを盛り込んだ『ランドヴィーゼの掟』を結んでいる。
今更それを反故にしかねない凶行に及ぶとは思えない。
だとしたら他に誰が……。
そう考えているとふと背後に気配を感じた。
振り向かなくとも相手に察しはつく。
「リーウスか」
親衛隊のリーダーを務める女悪魔、リーウス。
この部屋への自由な出入りを許されている数少ない1人だ。
「ロディア様、至急ご報告したい事が」
「侵入者か」
「はい。そのようです」
「状況は?」
「正体不明の悪魔が今朝6時30分頃より西門から侵入し、城兵と交戦しながら本館に向かっています。これまでの移動速度からしてあと数分もすればここへ到着するものだと思われます」
「なるほど……。その悪魔の正体は?」
首を横に振りながらリーウスが答える。
「身元も侵入目的も不明です。性別は女、年齢は40歳前後、身長は165から170センチほどだと推測されます」
「ふん、そんな若い女が西門の守りを突破したのか」
表門としての機能を持つ西門には部隊の中でも特に腕が立つと評判の大男を守りに就かせている。
それを若輩の娘が下してしまうなど些か信じられない。
「ジェネラルは殺られたのか?」
「いいえ。ジェネラルの他に西一班、防衛本部の隊員とも接触したようですが、今のところ負傷者は確認されていません」
「奇妙だな。意図的に兵を傷つけないようにしているとでも言うのか」
「そのようです。他にも気になる点が1つございまして――」
そう言いかけたところでリーウスが言葉を呑む。
ロディアは先を促した。
「その悪魔の目には“当家の紋章”があったと遭遇した者がのたまっています」
「なに……」
それを聞いたロディアの表情が険しいものとなる。
現状、サタン家の紋章を保有するのは他ならぬ自分1人であった。
「それに間違いは無いのか」
「目撃情報が正しければ、の話ですが」
「まさか――」
嫌な予感がロディアを襲う。
禍々しい魔力に高い戦闘力、それにサタン家の紋章を持つ若い女。
1つだけ思い当たる節がある――。
サタン家のこれまでの歴史を記した『魔鏡史記』。
それには歴代の当主達の来歴が綴られている部がある。
そこでは各々の死因も記されているが、ただ1人だけ欄が空白のままとなっている悪魔がいる。
それは87代目を務めた女悪魔だ。
87代目は人間界に攻め入った際、敵の手によって強力な封印術をかけられ永遠の眠りに就いていた。
当時のサタン家内では87代目は亡くなったも同然の扱いで様々な処理や手続きが進められたが、実際には存命と言えなくもない曖昧な状態に苦慮したのか、死因には触れられず現在に至る。
リーウスの報告が事実であるならば、その女当主である可能性が無きにしも非ずだ。
87代目が掛けられた永遠の時は解除不能とされているが、もしかしたら何かのきっかけで――。
「面倒な事になったかもしれないな」
「始末しますか」
静かにリーウスが尋ねてきた。
プライベートの場を含め常にロディアの身辺に気を配るリーウスはこの家の様々な機密を知る立場にある。
その中には魔鏡史記の内容も含まれるだろう。
だから例の悪魔がこの家のかつての長である可能性に気付いていてもおかしくは無い。
それでもリーウスの表情からは何の恐れや不安も読み取れなかった。
「殺れるのか?」
「ロディア様の仰せであるのなら」
忠実な
しかし、ロディアはリーウスに戦闘へ向かうよう命じる事はなかった。
その代わり「至急この館の者を南の空き棟にでも避難させろ。それが済んだら棟に結界を張って守りを固めておけ」と指示を出す。
リーウスは目をつむり「承知しました」と返事をするとその場から姿を消した。
それからすぐにリーウスと入れ替わるようにノック音が室内に響く。
「入れ」
「はい、失礼します」
黒と緑の軍服に身を包んだ恰幅の良い男が部屋の中へ入って来る。
この城における防衛系統の最高責任者を務める悪魔、バサルトだ。
その顔は幾分か強張っている。
「早急にお耳に入れたい事が――」
それを遮り「随分遅かったな」とロディアは少し嫌味を言う。
そしてその後「侵入者の件なら既に事のあらましをリーウスから聞いている」と続ける。
「左様でございましたか……。ご連絡が遅くなってしまい申し訳ございません。恐れながら、我々ではこの事態に対処不能だと判断致しましたので、ご報告に参った次第です」
バザルトは苦い顔をする。
「うちの紋章を宿していると聞いたが、それは
「はい。わたしくしめも直接現場まで駆けつけて少し離れたところから確認しましたが、あれは本物と言わざるを得ないかと……」
「そうか。それで、兵達はどのように対処したのだ」
「其奴が城内へ侵入してすぐに西1班から西門のセキュリティが破られた旨の連絡がありました。至急本隊の兵士を30人ほど送り込みましたが、あっという間に撃破され、全員その場で気を失っておりました」
「うちの兵が相手にならない訳か」
「はい、誠に遺憾ながら……。次の手としてストーム南基地へ軍の派遣を要請しようかと考えたのですが、もう援軍を待つだけの猶予も無いように思えまして……」
体面が悪そうにバサルトが答える。
だがその時、バサルトが大きく目を見開く。
その理由はロディアにも理解できた。
少し先にあった侵入者の気配が、一瞬のうちにこの館のすぐ下にまで迫ったのだ。
エントランスの扉を開けて中に入って来るのが分かる。
入口を直進すれば上階へと続く両階段に行き当たり、それを登るとあっという間にここへ辿り着く。
侵入者はこの部屋まで真っ直ぐやってくるような気がした。
「仕方がない、ここで迎え撃つ。バサルト。お前ももう逃げられないぞ」
そう言うとバサルトの顔が引き攣った。
10
私の知る通りだ――そう思いながらリルはファーブラの木で出来た赤黒い階段をゆっくりと登っていた。
ファーブラは高級木材の1つだ。
鮮やかで格式高い色調と、そのほとんどは収穫に適した成木になるまでの間に枯れてしまうと言う希少性の高さから上流階級を中心に好まれる。
完成当時この階段はハッと息をのむような美しい紅色で訪問者の目を魅了していたと聞く。
しかし今は一段一段の踏板がやや黒ずんでおり、年季を感じさせずにはいられなかった。
リルがいた時代よりも、ずっと色褪せている。
リルはこの館の最上階を目指していた。
かつてそこにはリルの私室があった。
その他に、趣味に合う本を集めた書庫、魔法の研究を行う実験室、ちょっとした書き物をする為の書斎なんかがあり、階全体が安らぎのプライベート空間となっていた。
その下の階には他国からの来訪者や使者と謁見する為の玉座の間、内政外政問わず様々な業務に従事する為の執務室などが設けられている。
その日の仕事を終えると上の階へ行き、誰の目を気にする事もなく趣味や休息の時間を楽しんだものだった。
このまま部屋まで行き休息を取りたい気分だが、仮に城の運営に一切の変わりが無ければ、そこにはこの時代の当主にあたる悪魔が居座っている可能性がある。
同じ地位と力を持つ者同士の邂逅など、通常あり得ない。
だからそれが発生した時、何が起こるのかはリルにも分からなかった――。
記憶にある限り本館は8階建てだったが、それは今も変わらないらしい。
そのため最上階に達するまでには150段以上の階段を登る必要がある。
しかし、考え事をしているとあっという間で早くも“祈りの間”がある6階に差し掛かっていた。
少し前に大勢の悪魔達が一斉にどこかへ移動していくのが遠目に見えた。
恐らく敵襲だと判断され、どこか安全なところへ避難していたのだろう。
それは心外だ……。
階段を登りそれぞれの階に到着する度に、廊下に沿って続く何枚もの黒い鉄製の扉が視界に写り込むが、次に目に飛び込んで来たのは眩いばかりに輝く黄金色の扉だった。
ずっと以前の道楽者の当主が大量の金を使って自室の扉を金製に造り変えたと聞いた事がある。
それがこの扉だ。
過度な華美さを好まないリルにとって、その扉はあまり美しいと思える代物では無かったが、歴代の当主達は概ねその出来栄えに満足していたと耳に挟んだいた為それを無暗に取り去るような真似はしなかった。
それが今でも残っているようだ。
階段を登り切りったリルは周囲の様子を窺う。
廊下に誰かの気配はない。
しかし正面の部屋――かつての私室の中には2人の悪魔が潜んでいる事が分かった。
部屋の中央に1人、そして入って右側にもう1人。
そこに向かって歩みを進めると、金色の扉が自動的にギィ……と開いた。
外に漏れ出した室内の暖かい空気がリルの全身を包み込む。
◆
部屋の中へ足を踏み入れるや否や中央に立つ悪魔と目が合う。
若い男の悪魔だ。
身長は高いが細身で色白の為か覇気や迫力と言ったものが感じられない。
しかし、それは見かけだけの事だと直感する。
その内には猛獣のような力強さを秘めている。
男の全身から放たれる余裕、それに隙のない立ち姿がそうリルに悟らせた。
恐らくこの悪魔が、この城の支配者だ。
少し視線を右に移すと、浅黒い肉達磨のような男がオドオドとしているのが目に入った。
この男も恐らく“大物”にあたる人物なのだろうが、怯えた表情をしているせいか威厳も何もあったものではい。
この悪魔は放っておいても問題ないだろうと判断し、中央に立つ悪魔へリルは口火を切る。
「迎えの1つも寄越さないとは、随分と命知らずね」
男は射ぬくような眼差しでリルを見つめながら口を開く。
「これはこれは。偉大なご先祖様がお帰りになるとは夢にも思ってもおらず、とんだご失礼を」
丁寧な口調で言葉を返してくる。
しかし、そこに歓迎や労いの意が込められている訳で無い事は男の表情を見れば明らかだ。
どうやら、この男は私の素性も功罪も理解している。
なら余計な挨拶は必要ないだろう。
「名は?」
「ロディア・デューク・サタン――」
「そう、奇遇ね。私もデューク・サタンの名を持っている」
「ええ。それで一体なんのご用でしょうか?」
「主の帰還だよ。ここを私に引き渡してもらう。3000年が経っていようと私がトップである事に変わりはない」
あえて『3000年』と言う言葉を強調する。
この男の反応からその真偽を確かめられるはずだ。
しかしロディアと名乗ったその男は澄ました顔で答える。
「ふふ……。それほどの長きに渡りここを無責任に手放しておきながら、どうしてそのような世迷い事を口にできるのか理解に苦しみますね」
表情には出さなかったものの、『3000年』と言う言葉を何の拒否もなく受け入れるロディアにリルはショックを受けた。
やはり、あの人間達の話は正しかったのか――。
「ふん……なるほどね……。それであんたが、ここの
魔界七家においては紋章を保有してこそ、その家の正統な当主として認められる。
もしそれを持たないのであれば、家から追い出す理由の1つとなる。
「勿論です」
リルの瞳に浮かぶ物と寸分違わない模様をロディアは両目に出現させる。
「……確かにうちの物らしい。でもおかしい」
「ほう、何を疑問に思われると?」
「あの日、私は誰にも紋章を継承する事なく眠りに落ちた。それにも関わらず、あんたが今それを保有しているのは不自然でしょう」
「ふふ。それでしたら大した問題ではありませんよ」
落ち着いた様子でロディアが事の経緯を話し始める。
「何も知らないあなたの為にまずは簡単に事情を説明しましょう。あの後、あなたの1番上の兄が臨時的にサタン家を継ぎました」
それに関して特に驚きは無かった。
当時のリルには2人の兄、2人の姉がいた。
特に1番上の兄は誰の目にも分かる程優秀であり、いずれサタン家の後継者として選ばれる事が確実視されていた。
しかし結局は『最も濃く血を受け継いでいる』との理由でリルが次期当主として指名されたのだ。
その後、残りの兄弟達はサタン家の血筋を保つ為の予備要員として捨て置かれた。
実際に本家の血筋が失われ兼ねない事態が発生し、1番上の兄にお鉢が回ってきたと言う事だろう。
「なるほど、それで?」
「当時のあなたはサタン家を継いで間もない上、成年に達していませんでした。だから、まだ解禁されていない秘密が幾つもあった。その1つに『降臨の儀』と呼ばれる儀式があります。それを行えば新しい紋章を好きなだけ生み出せる。あなたが知らなだけで、歴代の当主たちはそうやって紋章を得てきのです」
「まさか……。紋章は1つのオリジナルを継承していくはず……そんな訳は」
「そんなもの、単なる建前ですよ。本来、降臨の儀さえあれば誰でも紋章を手に入れられる。しかし、その事実が世に広まれば魔界中の悪魔がそれを欲し、大きな混乱が生じるでしょう。だからそう言う
リルはしばし考えこんだ。
紋章には七家の当主としての身分を示す意外にとある武器としての役割がある。
それは魔法使いの世界において、またと無い価値を持つ。
そんな希少な物を血筋や立場に囚われず儀式によって得られるのなら、誰もが
ロディアの言う事は筋が通っているが……。
「ま……それなら、それで構わない。だけど、事情がどうであれこの家は返して貰う。もし意に沿わないのならここで叩き潰す!」
そう言い放つと、ロディアが臨戦態勢に入るのが分かった。
「面白い……魔界を統べるこの俺の首を獲れるとでも思っているのか?」
そう言い終わるや否や、ロディアの姿がサッと消える。
そして次の瞬間には目前にロディアの体が迫り、その手から、リルの頭部を破壊しようと黒い魔力の球が放たれた。
リルはそれが体に接触する前に幾重ものバリアを生み出し素早くガードする。
ロディアの放った魔力の球がリルのバリアに触れた瞬間、巨大な爆発が引き起こり室内を爆風が駆けぬける。
その時、先ほどまでロディアの隣に居た太った悪魔が「ヒィ」と悲鳴を上げながら仰向けに倒れ込む。
そして無様にも、そのまま動かなくなった。
どうやら恐怖で失神したようだ。
そんなものは放っておき、リルはサッと後方へ飛び
それはサタン家に伝わる暗殺術の1つだ。
特定の空間に対して捻じ切るような強い力を掛ける。
すると、その空間内にいる対象が瞬時に切断される。
しかしそれを発動すると同時に、前方でビシッと音が鳴り魔法効果が相殺されるのが分かった。
同じタイミングでロディアも刹那を発動したようだ。
(ふん……)
次にリルは細長い魔剣を両手に出現させると瞬く間にロディアへ接近し、八の字に斬り付ける。
「
しかし魔剣を通じ重い衝撃が両手に伝わってくる。
剣が受け止められた事を理解する。
その後、再びロディアの姿が消えたかと思えば、真上に強い気配を感じた。
「口寄せ・アンフェールの槍」
キン――キン――キン――キン。
攻撃の予感に素早く体をかわすと、今まで立っていた場所に4本の漆黒の槍が突き刺さった。
それに気を払いつつ、リルはすぐに反撃へ出る。
「狂風」
天井に足をつけて構えるロディアに向け、風魔法の効果を利用した斬撃の波を放つ。
ロディアは体を捻ると素早く床に降り立ち、難なくそれをかわす。
石で出来た天井材が無惨に切り刻まれ、その破片がパラパラと落下した。
それからリルは両足を開き体に力を込める。
2本の剣を平行に構え力強く振った。
「二刀流・
剣身から放たれた2本の黒い波が空間を切り裂きながらロディアへ襲いかかる。
空間魔法と風魔法それに破壊魔法の効果を合わせ持つ強力な剣技だ。
それが届く直前にロディアは自身の体を部屋の隅へ退避させる。
斬るべき対象を失った剣の波が壁を切り裂き、勢いを落とさぬまま外へ飛び出してゆく。
その後、ずっと遠くで何かが崩れる音が響いた。
それから程なくしてロディアが右の掌をこちらへ向ける。
そこから強力な光魔法が発動されようとしているのをリルは読み取る。
「光の刃」
手元が光ったかと思えば、鋭い光の筋がこちらに向かって迫り来る。
リルも同様の技を繰り出し攻撃を相殺した。
2つの光が混ざり合い強烈な熱線と爆風を周囲へ放つ。
体の周囲に魔力のバリアを張りそれから身を守る。
攻撃の影響で壁、天井や床などが崩れそうになった。
このまま攻撃の応酬を繰り返せば、あと僅かもこの部屋はもたない――。
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