第31話 神人とその開放
自然が綺麗だったこの野原がたった一つの攻撃であたり一面が焼け野原になった。周りから聞こえるドォー!!という爆発音レインのほかに七王みんなが周りで戦っている。この天理イブルシファーを倒すために……。
「プラノスアイリス本気をだせ!!」
「ったくお前に本気?」
レインの挑発でイブルシファーはさらなる攻撃を加える。
「愚かだな【
「さすがだねイブルシファーやはり天理は始祖魔術を使えるのは少々厄介だな」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
〇始祖魔術とは〇
神がこの世に誕生する前からある
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
レインは次々とイブルシファーから放たれる技を全て避けるのだが流石に無理があった。レインは腹部に少しけがを負ってしまった。
「ったく。あいつよくも始祖魔術を次々と打てるよな……あいつの魔力量どうなってんだか……」
「レインあきらめるが良い……。お前の力は当時より弱まっている、お前が勝てる道などないんだよ。」
「ったく、うるさいな……。俺が負ける?なわけあるか。」
レインは今までとは纏うオーラがまるで別人となり。そのオーラは他の神をも退けるほど高まった。
「イブルシファー……俺をなめるな。【権限せよ、理をも破壊する剣。理滅剣プラノスアイリス】」
「とうとう使ったか……。プラノスアイリスよお前は変わり果てたな……。誰の影響を受けたのだ。」
「うるさい……俺は俺が決めた道を行くだけだ。」
「お前その剣の効果を知っているのか?」
イブルシファーはレインに問いを掛けたがレインは自我を失いかけていたから何も返答がない。そこでイブルシファーはある作戦にでる。
「実はな……。プラノスアイリスと一戦していたのは時間稼ぎなんだよ、そこのお嬢ちゃん二人よく聞いておけ。バルハラザークも言っている通り我々神々は、かつてのプラノスアイリスの力を開放したいだけなんだ。」
「レインさんをよくもそんな私利私欲で苦しませて絶対に許さないから!!!」
「レインを返せ!!」
イブルシファー率いる天理軍は背後から神界の門を出しそのまま「さようなら」と一言かけてその場を去った。去り際にバルハラザークは「早く逃げた方が良いぞ」と忠告をした。
「レイン大丈夫??」
「レインさんしっかり!!」
「兄貴しっかりしてください!!」
俺は今ここはどこに居るんだ?。俺は天理と戦っていたはずだが少しだけ聞き覚えのある声が聞こえる?。でも俺は死んだのかな……思い出せない。なんか奥から強い光が俺を呼んでいる……俺は人を殺し過ぎたから地獄かと思ったのだが天国なのか。
レインは自己意識の世界にとらわれてしまった。すると現世に居るサラ、リリア、リクのところで眠っているレインの体に異変が起きる。急に体を起こしたレインが何かつぶやきながらその場を立つ。
「レインしっかりして!!」
「そうですよレインさん私たちがついてます。」
「お前ら誰だ……俺の封印されていた力がみなぎるなぁー。」
レインの体に異変が起きたその時。背後から強く三人は引っ張られて後ろに投げ飛ばされた。サラ達を投げ飛ばした本人たちは三人に強く言葉を放った。
「君たちプラ様の友達だよね。君たちは早くこの場を離れて!!」
「なんでですか。レインがまだいるのに……。」
「逃げなきゃ死ぬぞ……。もう遅いか……。」
「何の事で……」
突然現れた女性にそんな事言われてもサラ達は何もすることができなかったが、リリアは察してすぐに忠告してくれた女性の魔術を使いサラごとその場から転移して離れた。その数十秒後現場から300キロ離れたにもかかわらず。紅色の爆風がサラ達の目の前まで吹き飛ばされてきた。その爆風が終わりサラ達を助けた女性は自己紹介を始める。
「私は七王第一席次 ティアマトです。」
「七王てあの?」
「なんだそれ??」
「七王ていうのはプラノスアイリス様が率いる群。【ゴットイーター】の上位実力者七人の事を言うんです。」
「それって……。全員神を蹴散らすことで有名なあれですか??」
「そう思われていたんですね……。」
と色々笑い話もある中ティアマトは本題を切り出した。
「サラとリリアだったか。二人の事は常々主から聞いている。今から言うことは全て本当の事だ……まずプラ様を置いていったことは、今のプラ様ではないからだ。」
「それってどういうこと?」
「あの方は束縛神バルハラザークの力により抑制と封印されていたかつての力を100%まで解放してしまったからだ。」
「あいつが言っていたあの、神人モデルDの事ですね……。」
「そうだ、もうあの方は誰にも止められなくなっている。たとえ天理イブルシファーでもね。だが我々七王はその事情を知っているので対策はある。」
「その対策とは?」
「○○○○○○だ……。」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます