第18話 別にモテたいわけではないけど……

 俺たちは見事にアドルド王国襲撃を果たした。俺の目標であった影縫と冒険者ギルドの壊滅を果たした。また、リリアの目的のアドルド王国壊滅も果たせた。リリアが最近なんかおかしい……。


 「レインさ~ん、今夜は一緒に寝てくださ~い。」

 「リリアだけずるいのだ!、レイン私とも寝て!!。」

 「おいおい、お前ら……。俺は一人で寝る!!」


 俺は他から見たら幸せ者なのだろう。俺は一緒に寝たら次の日大変なことになるのを分かっているから寝ないだけだ。


 でもまぁ~、一つ疑問があるなら……。なんでこいつらは恋人の1人や2人いないんだろうな~。俺が言うのもなんだけどこいつら可愛いよな~。


 「な~お前ら、どっか行きたい場所ないか?。今日はゆっくりリカバリエを観光できるからな。」

 「わーいうれしい!!」

 「レインさん楽しみです。」


 一方帝国では、


 「なんだと!!」

 「はい……。リカバリエがあのアドルド王国を壊滅だと!!」

 「私もすごくびっくりしました……。」

 「だけど少し不思議なことがあり……。漆黒の剣を持った男とその後ろに美少女が居たとか……。」

 「あ……。それってレイン様じゃんか!!」

 「レイン様ですか!?!?。ならあのアドルド王国を壊滅できたのは不思議ではないですね。(影縫もやられるとは……。どれほど強いのか……。)


 俺たちは、休みの日のリカバリエ観光をしていた。


 「皆さんリカバリエの名物はやはり、妖精饅頭でしょう。あれはおいしいのです!。ふわっふわの生地の中にある2種類の具材……。あれがたまりません。」

 「レイン、私食べたい!」

 「そうだな……。食べるか!!」


 俺たちは饅頭を食べ街をぶらぶらと4時間歩いた……。


 「レイン~。少し疲れたの。」

 「そうだな……。じゃあこっちに宿屋があるかそこで少し休むか……。」

 「あっ。レインさんそっちは……。」

 「あれ……ここってもしかして……。」

 「見てはいけません!!」


 俺はリリアの手で顔全体を隠された。後にリリアに聞くと、顔を赤らめてあれはそういう行為を致すための宿屋だったらしく。エルフは皆恥ずかしがって使えないとか……。


 そして夜になり、俺は本部のテントがあった近くの湖で黄昏ていた……。でもなんで神人がいたのか……。俺はいつもプラ化を使ったら記憶が曖昧になる。俺は不思議でたまらなかった。俺は何者なんだろう……。本当に天理を倒せるのか。次はどこ行こうかな……。


 「サラとリリア来ていたのか……。先に寝ててよかったのに……。」

 「レインさん、私は影縫のメンバーを誰一人倒せなかったです……。」

 「リリア……。気にするな、お前は自分が思っている以上に大役をした。神人ガード戦でリリアは俺にバフをとっさの判断で俺に掛けてくれた。あれは、ほかの人には真似できないことだ。」

 「そうだよ、リリア。リリアは、後衛職だから手助けをすればいい!!私はすごく助かっている。」

 「サラさん……。」


 俺たちはリリアの悩みも解決し、3人で寝たのであった……。っておいまて、3人って俺明日の朝から、子犬たちに襲われるのか……。できればずっと目を瞑っていたな。


 翌朝俺たちは、朝飯を食べ。次の向かう場所を決めていた。


 「レイン~。次はどこ行くの??」

 「次は……。そうだ!!俺気になる場所があるんだ。」

 「どこなのです?」

 「神聖の門だ。」

 「それって何です?」

 「神聖の門とは、別名神の挑戦状とも言われ。その門に入ったら、いろいろな試験が自分の身に降り注ぐと言った、場所だ。」

 「行きましょう!!」


 俺たちは神聖の森の中にある。【神聖の門】という場所に向かった。距離で言うとリカバリエから馬車で大体10日かかる場所だ。俺はあと、ガード戦で思い出した技をこの暇な時間に試した。


 「サラとリリア、今から俺はある人を出す。これは攻撃したらいけないぞ~」

 「わかった!!」


 俺はその場で指を鳴らした、その瞬間音速の速さで7人の部下がきた。


 「久しぶりだね、元気にしていたか?」

 「まことに恐縮です……。主様に心配をかけてもらえるなどもったいない一言」

 「ところで、主様今回はどのような件で私たちを呼んだのですか?」

 「あ~そうだった。なんか今帝国で不穏な空気を感じているんだ。何か裏で動いているとかね……。俺の憶測ならアイリス帝王では、ないと思うのだが。何か心配だ……。できれば七王に動いてもらいたい。」

 「我ら主様の命令であれば快く承ります。」


 そう話すと七王は瞬きする間に消えていった。サラとリリアにも七王の概要をある程度は教えた。

七王は昔の俺、プラノスアイリスが唯一信頼している。7人の配下、それが七王だ。その七王強さはプラノスアイリスのお墨付きだ。軽く一国をつぶせる力は持っている。今後は強い神とかが出てきたら使いたいな。


 俺は二人から見たらどのような感じなんだろう。俺は二人に聞いてみた。


 「なぁ~、二人とも俺って二人から見てどのような感じなんだ?」

 「子供がほし……。嫌もう優しくて、私が面倒見たいぐらいには好きです!!」

 「レインは、なんか可愛い!!私レイン大好き!!あと子供がほし……。嫌、なんでもないなの。」

 「え~そう言う感じか……。」


 なんか二人から何か聞こえたけど、別はっきり聞こえなかったから気のせいだろう。でもまぁ~、俺は別にモテたいわけではないけどさ~。

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