第12話 エルフの都
「村長殿、そういえば、リカバリエとはどのような場所なのでしょう……。」
俺は純粋にエルフの都が気になっていたので、村長に尋ねた。
「リカバリエは、一言で表すと。【戦闘】の国です。」
「戦闘の国?」
「どんなとこなのです!!」
「リカバリエでは月に一度、戦闘狂のエルフ達が集う。【リカバリエ武闘大会】と言うのが行われているんです。」
俺たちは、おおよそのルールを村長から聞いた。
武闘大会のルールは、いくつかあり。基本となるルールは相手が降参するか、戦闘不能になるまで。戦うのがルールらしい。
その中でもこの大会に出場するには各村からのエルフ推薦で出場。国からの出場、がある。だがこれはすべてエルフ限定なのだ、だが例外があるらしい。それがエルフの王エルメス様が推薦してくれた方のみ部外者でも出場可らしい。まったく困ったものだ。
「でも、どうやってエルメス様に推薦をもらうのですか?」
「それは、心配ありません……。今の私たちの村の状況、レイン様が私に見せた光景、レイン様が出場する目的をエルメス様にお話すれば推薦はもらえるじゃろう」
「レイン~もうすぐ着くのです!」
俺たちはとうとう、エルフの国リカバリエに到着したのだが。さすがエルフ族だ、みんな美男美女だな。だがうちのリリアは別格だ、……まぁ~これはチートだよな。
俺たちは早速エルメス王に会いに王城へ向かったのだが、門番に止められた。
「お前ら誰だ!エルフには見えないが……」
「わしだぞ、あとこの方たちはわしの親友じゃ」
「ならよし!いけ!!」
「すまないのぉ~硬いやつらで」
俺たちはエルメス王に会いに行ったのだが、この村長何者なのだ?
「客様、お入りくださいませ。」
扉が開き目の前の玉座に座っていたのは、若くてイケメンなエルフの王エルメスだったのだ。そうすると王が声を上げた。
「おじいちゃん、久しぶり!!」
「久しぶりじゃな!エルメスよ」
って待て待て、エルメス王って、村長の子供なの?!?!。ってことはリリアもエルメス王の家族なのか?
「そうですよ。レイン様、私はエルメスのお姉ちゃんです!」
「この家系どういう事なのか……。」
俺は少し戸惑いながら、本題に入った。エルメス王に村長が、今週開催される【リカバリエ武闘大会】に俺を推薦して出場させてもらえないかとエルメス王に話した。
「おじいちゃん、理由を話してもらえないか?」
「まず1つ目は、レイン様がとんでもなくお強い方だから。2つ目は、レイン様がこの大会に興味をお持ちだから。そして、これが本当の理由なのじゃが、わし等の村リッカパーネを助けに来たから。」
エルメス王はそれを聞き、俺に尋ねた。
「レイン殿は、なぜ私たちの故郷リッカパーネを救いにきたのだ?」
「僕は、僕の横にいる、リリアを奴隷商から買い取り。治療しておおよそのことを聞いたのですが……。リッカパーネを襲った国【アドルド王国】を本気で潰しに行きたいからです。でもその前に僕の強さを知ってもらいたい。だから今大会で実績を作りたいと思っています。」
俺は、正直に言葉を丸めながら。エルメス王に答えた、そしたら、エルメス王は泣き崩れたのだ。
「私の村を救ってくれるのか……。私はあの村が好きだ……。なのにアドルド王国はエルフ族が珍しくて、値段が高い理由で私の同族を襲い。奴隷にしていったのだ……。そしてこの大会の目的は、アドルド王国を討つ戦力を見つけるために開催した大会だ……。どうか私たちの国を守ってください!!」
俺は泣いたエルメス王に一礼をして決心したのだ。俺は今までアドルド王国に甘かったな、俺は王国に見捨てられた実なのに、なぜここで戸惑っているのだ?俺は早くアドルド王国を壊滅させたい。
俺たちは一度村長の村に戻り約束していた影縫のメンバーの情報を伝えた。
「影縫の構成員を伝える……。」
俺は一人ずつ、構成員を教えた。
一人目は、【
二人目は、【
三人目は、【
ラストは【
俺は一通り影縫のメンバーを伝え、作戦を練った。
「リリア、お前が勝てそうなのは。ここには誰もいない。」
「それは……。」
「リリア、落ち込むな……。相手は全員人間を卒業している。だから死なせたくないんだ。」
「レイン様~」
「強いて言うなら、鷹ノ目だな。こいつは遠距離にならなければそこまで強くない」
「頑張ります!レイン様!!」
「サラが勝てそうなのは……。リッカだな……。今のサラなら何とかってとこだな。」
「私、がんばるのだ!!」
「そして、俺は、線撃と全能を相手にする。俺がプラ化してしまったら。逃げてくれ……。」
俺たちは、担当を決めて明日の大会のために寝たのだ……。
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