葬送 そしてまた雨が降る
(部屋の窓が切り取った大地の上に
腐りかけの誰かの奇妙なイデア
キーキー ガーガー
自ら乗り込んでは ひたすら次々に滅んで逝く
「鎖を 円環を断たなくては」
そう考えるから 信じない
目の前の
他でもない
ある日
巨大な歴史の山脈が
霧の知恵の棚の上から
七つのショットガン ドスンと落ちた
それを抱えた
──── 灼熱の浜辺に整列して
陸の孤独者たちの群れ ────
いざ 間断なく矢を放つ海へ
一直線に向かい そして 一直線に死んだ
だから
君よ 今こそ
どうか 今こそ 哭いてください
哭いて 哭いて 哭いてください
鋼の心臓が
詩集 MIRGLIP もざどみれーる @moz_admirer
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