第17話
電波くんとクルミちゃんは私がいなくても楽しくやっていけてるようです。
まあ、二人は運命の相手なのだから当り前なのですが。本当にお似合いの二人だと思います。
皆さんもそう思いませんか?
そうですよね。驚きましたよね。まさか、物語の終盤でメタ発言が来るとは誰も予想しませんもの。皆さん休日はいかにお過ごしで?下品な名前の作者は筋トレとノートに設定をまとめる作業をひたすらやってます。暇な人ですね。
私は神様なので皆さんの存在を理解できる訳です。
それだけではありません。人の気持ちも、時間だって私の手にかかればちょちょいのちょいで、思い通り。全知全能とまではいかなくとも、それに近いものは持っています。
ここまで、読んでくれた皆さんには、もうばれてしまっていると思うので、正直に話しましょう。
―――この度、私田中由衣は失恋をしました。
私は村方天馬くんが好きだったのです。おそらく誰よりも。しかし、運命の相手という強敵には敵いませんでした。負けを認めます。
さすがにもう時間は戻しませんよ。
そのために、この世界から身を引いたのです。
彼等と共に過ごす日々は本当に楽しかった。だから、もう十分だ。私も神様になろう。彼等が大人になれるように。
では、彼と彼女の物語は三人称でお送りしましょう。神様的視点ってやつです。
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