第8話 君だけに知ってほしい 本当の私

12月5日


今日フラウにヴィオラに対する扱いで叱責を受けた。


ぐぅの音も出ないとはまさにあんな感じだろう。


彼女が言う事はまさに正論で、私は改めて自分の行いの卑劣さを実感して打ちのめされる思いだった。


………。


ただ、私の暗澹とした気持ちは当のヴィオラによって救われた。


あろうことか彼女は私の事をフラウの意見から庇おうとしてくれていたのだ。


………。


フラウの意見とヴィオラの意見、どちらが正しいかなどと言うつもりはない。


どちらの意見も私にとっては等しく大切なもので、本当に二人には感謝している。


………。


私は立ち止まるわけにはいかない。

私が愚かな人間だという事は明らかな事で、自分の行いが間違いだらけだという事はよく分かっている。

………それでも、私はヴィオラがまた地に足をついて立ち上がり、自分の手で何かをつかみ取る光景を見たいのだ。

ヴィオラの為などとは言うまい。

私がその光景を見たいから、私のために、ヴィオラに尽くすのだ。


例え知らぬ間にヴィオラを傷つけることになっていたとしても………。

好かれようなどとは、夢にも思うまい。



………デューク、私の事をよく見張っておいてくれ。

私が道を間違ったら、君は私をかみ殺してくれて良い。





◇ ◇ ◇






「はいっ、ヴィオラ様、あ~んっ!」

「あ、あーん………」

「ふふっ!♡ よく噛んで食べてくださいね?」

「う、うん………」

「おいしいですか?」

「お、美味しい………」

「良かった!♡」


フラウが来てから既に一週間。

寝ても覚めても私の横にフラウがいる。


「じゃぁお着換えしましょうっ!」

「うん………」


ただ、生活に関してはかなりストレスが減った事は事実で、歳の近い女性が世話をしてくれるだけでこんなにも違うものかとちょっと驚いた。


勿論恥ずかしいという事には違いが無いけれど、少なくとも意識している男性に自分の恥ずかしい姿を見せないで済むというのは大きい。


しかも着替えに関して言えば、リュートが着せ方の分からなかった服まで自由に選択できるようになった。

ベスが大量に持ち込んできてくれたお古の服を着るたびにリュートが頬を赤くして私を見てくれるのは、控えめに言っても凄く嬉しかったりする。


「ふわぁっ………き、綺麗ですぅ………」

「そ、そんな事ない………」

「いえ本当にっ!こんなに綺麗な女性見たことありませんっ!」

「大げさだってば………」


とにかくフラウは気が回る子で、こちらが困る前には既に物事の準備を整えてくれていた。

食事にしても、着替えにしても、トイレや湯あみにしても。


まさにストレスフリー。


四肢が動かない以外に不満など一つもない生活。


のはずなんだけど………。


「リュート、ちょっとそれを………」

「これですか?ヴィオラ様」


「リュート、ちょっとこっちに………」

「どうしましたか?ヴィオラ様。私が伺います」


「リュート今夜は………」

「ヴィオラ様ぁっ!一緒に寝ても良いですかっ!♡」




「…………」




「どうしたんですかヴィオラ様。そんなにムスッとして………」

「べ、別に………ムスッとなんかしてない………」


おかしい。


何故かリュートにお世話をしてもらっている時よりもストレスが溜まってきている気がする。


全然リュートとイチャイチャできない。


フラウの気が回りすぎるせいで、元々家事など得意ではなかったであろうリュートの出る幕がないんだ。


結果として私ばかりかリュートまでフラウがお世話をしてしまっている状況で、フラウの作る料理にリュートが幸せそうな笑顔を浮かべていると無性にイライラする。


「リュート様も、はい、あ~んっ♡」

「いや………俺は自分で食べるから」

「まぁそう言わずに! ヴィオラ様の気持ちを体験すると思って!」

「む………なるほど………」


なるほど、じゃないのよ。

何を難しい顔してあ~んしてんのよ。


「あ~んっ♡」

「…………」

「………お口に合いますか?」

「美味い。さすがフラウだな」

「…………えへ…………えへへ♡」


フラウもフラウで私にあ~んする時よりも随分と可愛い声出すじゃないの。

しかもそんなに顔を赤くしてモジモジしちゃって………。

そりゃまぁリュートに褒められたら嬉しいわよね。

それを見せられてる私はものすごく複雑な気持ちだけども。


「リュート様、お風呂湧きましたよ? 相変わらず凄いですねリュート様の家のお風呂。どうなってるんですかあの仕組み」

「興味があるなら今度教えるよ。とりあえずフラウが先に入ってくれ。俺は後で良い」

「そんな訳にはいきません!リュート様より先にお風呂に入るなんてそんな罰当たりな!」

「しかし………」

「駄目です駄目です! ね?ヴィオラ様?」


正直な話どっちでもいい。


どっちでも良いけど、できる事ならフラウには可能な限り長風呂をしてきて欲しい。


「フラウもこう言ってるんだし、先に入ってくれば?」

「む………そうか………じゃぁ、行ってくる………」

「行ってらっしゃい!…………………もう、リュート様ったらヴィオラ様の言う事ならすぐに聞くのに」


………。

そうかな?


………。

あれ、そうかも。


…………。

ふ……ふぅん?


「ヴィオラ様、なんか嬉しそうですね?」

「っ!!? べ、別に!! 違うわよっ!!!普通よ普通!!」


リュートを見送った後、私を見て唇を尖らせるフラウに慌てて首を振ると、フラウは「はぁ………」と大げさにため息をついた後、すぐに笑顔になって私の横の椅子に腰かけた。


「私、ヴィオラ様って凄いと思ってるんです」

「………凄い?」


何の話よ。

凄いってんならフラウの方が余程凄い。


私は例え四肢が動いたとしてもフラウの様に家事が得意なわけじゃないし、こんなに気が回りもしない。


おかしいと思った事に対してはリュート相手にだって真っ直ぐに怒るし、教会まで動かして押しかけてくる行動力も度肝を抜かれた。ていうか、どうやったら教会のいちシスターが皇后殿下の勅命なんか引っ提げて来れるんだか教えて欲しい。


「はい………、優しいし、我慢強いし、人の気持ちを思いやれるし………」


………。


誰の話かしら。


私とは真逆の人物に思えるんだけど。


「それに………あんなに楽しそうなリュート様、見たことがありません」


「…………」


そう言ってフラウは少し寂しそうな笑顔を浮かべた。


「リュート様はお優しい方ですから、ご自分の発明品がどんどん軍事転用されていくことにいつもお心を痛めておいででした………」


「………」


私は身をもって知っている。


リュートの発明品の数々が、いかにして人を狩りつくしていったか。


マナの増幅装置。

武器への転用。

魔道戦車。



決定的だったのは、マナの反発作用を利用した設置型の兵器。


彼の魔道具が戦場に持ち込まれたのは開戦から随分立った後だったけど、その直後から私達王国の魔導士はたちどころに魔法を暴発させ、神聖皇国は殆ど人的被害を出さないまま王国を壊滅させるに至った。


蹂躙なんてもんじゃない。


あれは虐殺だった。


「………元々、リュート様の発明品は全て怪我や病気の治療を目的として作られた物なんです」


「………」


「ベスとカノン様には、もうお会いになりましたか?」


「………えぇ」


「軍事転用された物の殆どが、カノン様との共同開発なんです。マナ回路に決定的な欠陥を持っていたベスを救うために、お二人は全てを投げうって研究に取り組まれていました。」


「………ベスは、二人にとって特別な存在だったの?」


「………カノン様には歳の離れたお姉様がいらっしゃったんですが、そのお姉様の忠臣の忘れ形見だそうです」


「………」


「ちょっと………喋りすぎですかね?」


てへ、と小首を傾げて笑ったフラウの目は、ひどく潤んでいるように見えた。


………。


なんて声を掛ければ良いのか。


………。


フラウ、私はやっぱり人格者なんかじゃないよ。

こういう時に、気が利く言葉を掛けられないもの。


「私は、そんなリュート様の心の傷を癒して差し上げることは未だにできていません」


フラウに感謝するよりも先に嫉妬しちゃう私は、優しくなんてない。

たった一週間リュートと一緒に寝れないだけでイライラするし、我慢強くなんてない。

今、フラウを慰める言葉だって浮かばないんだから、やっぱり人の気持ちだって思いやれない。


「でも、ヴィオラ様と過ごしている内に、リュート様は少し変わられた様に思えるんです」


「………」


「前より良く微笑むようになって、あんなに楽しそうに料理をして、ヴィオラ様のお世話をしたくてうずうずしていて」


「………」


「私………結構嫉妬してます」


「フラウ………」


両手で顔の下半分を抑えながら、フラウは泣きそうな目で笑顔を浮かべていた。


「だ…だって、私が……私が何年かけてもできなかった事………ヴィオラ様はあっという間にできてしまうんだもの」


「私は何もリュートにお返しできてない………何もできてなんかいないよ」


「………」


これは、フラウにとっては嫌味だろうか。


本心ではあるけど。


………。


私はリュートに何もしてあげられていない。


リュートの事、まだ全然理解してあげられていない。


どれほど悲しい思いをしてきたか。


どれほど苦しい思いをしてきたか。


………。


どれほど、私の怪我に負い目を感じているか。


リュートは何も悪くなんかないのに。



「………それでも、私はヴィオラ様を尊敬しています」


「…………」


「リュート様を癒して下さって、本当にありがとうございます」


「…………」


目じりから一筋の涙をこぼしながら深々と頭を下げるフラウに、やっぱり私はどんな声を掛けてあげれば良いのか分からない。


立場が逆だったらと思うと、何だか胸が締め付けられるように痛かった。


何年も何年も想い続けて来て、ずっと支えようとしてきても上手くいかなくて、突如現れた他人が自分のしたかった事を成していく。


………。


そんな相手に、私だったら「ありがとう」なんて言って頭を下げる事はできないよ。


「だから、これは恩返しです」


「………恩返し」


「はい、リュート様を癒して下さる、ヴィオラ様への恩返し」


自分の事を相手が見てくれなくても、その人が幸せに生きてくれたら良いなんて………そんな考え、私には無理だ。


「本当に、ちょっと私喋りすぎですよね」


ポロリ、とフラウの目じりからまた涙がこぼれるのを見て、私にできたことと言えば目を逸らすことだけだった。


「………そんなことない」


「ふふ、ありがとうございます」


「………」


「とにかく、そんな訳ですから私には一切遠慮なく何でもお言いつけ下さいね?」


「………うん」


「…………こんな私でも………仲良くしてくださいますか?」


「うん」


本当にこの子、眩しくて直視できないよ。


リュートってば、よくこんな子が傍にいて平気な顔してるわよね。


この子、本当に天使だ。


「良かった………。ふふ♡ 色々話せてちょっとすっきりしちゃいました。 じゃぁ私………リュート様のお背中を流しに行ってきます」


「うん……………………え?」


可愛いし、スタイル良いし、優しいし、家事も上手だし。

本当に良いお嫁さんになりそう。


「呼び鈴置いておきますね。何かあったら呼んでください」


「え? …………え?………ちょ、ちょっと?」


真っ直ぐだし、誰かのために真剣に怒ることができるし、思慮深いし。

母親としても百点満点に違いない。


「すぐに戻ります。少々お待ちください」


「ちょっとっ!!!!?」


フワリと微笑を浮かべ、満足そうに頷いたフラウはパタパタとお風呂場に向かって迷いなく駆け出していった。


「お背中流すって何っ!!!?」


嫁としても母親としても及第点に遠く及ばないであろう私は、



「待ちなさいよフラウっ!!!!」



やっぱり、どう考えても人格者なんかじゃない気がする。



「待ちなさいってばぁああッ!!!」







◇ ◇ ◇







「う~ん………それは深刻な問題ですねぇ………」

「でしょでしょっ!? リュートが私に触れてくれるのなんてフラウが買い物に出ている時とお風呂に入っている時だけなのよ!?」


「なんとっ!!たったそれだけですかっ!!?余りにも短くないですかっ!?」

「でしょっ!!?それにしたってギリギリまでなんかしてくれないし!!」


「もっとイチャイチャしたいですよねぇ………」

「そっ……………あ…………い…いや……………えっと………」


「なでなでして貰って、ギュッてして貰って、一緒のお布団でくっ付いて寝て………あわよくばチュッ、なんて………してもらいたいですよねぇ………?」

「いや………べ、別に私は………違うし……」


「ふぅん?」

「治療が進まないって話をしているだけよ?」


「へぇ………? チュゥ………は、嫌ですか?」

「は、はぁっ!? い、嫌とか………そういう話じゃないし!」


………人を玩具にするもんじゃないわよ?


結構真剣に悩んでるんだからね?



「まぁ冗談はさておき」


「……………」


よく悪びれずにそんな一瞬で空気切り替えられるわよね。

私フラウも怖いけど、あなたの事も結構怖いわよベス。



「問題点を整理してみましょう」



フラウがリュートの家に来てから10日。

その日、私は珍しくベスと一緒に日課である散歩に出かけていた。

近くにはリュートの姿もフラウの姿もない。


フラウは仕事の進捗についての報告を教会に、リュートは私の治療の進捗の報告をカノンに、それぞれ用事が重なった結果、私の世話役としてベスが派遣されてきたのだった。


こんなに長い時間リュートと離れているのなんて、私がへそを曲げて家出して以来だ。

なんだかリュートが近くに居ないと落ち着かなくって仕方がない。


「現状、フラウはリュート様がヴィオラ様に恥ずかしい思いをさせることを良しとしていない」


「まぁ………そうね」


「湯あみは元よりトイレの世話なんてもっての他。 そんな事をしていると知られた時にはフラウは怒り狂い、リュート様もヴィオラ様もフラウのお説教にビビりまくった。 結果、治療の事を言い出せずにいる」


「うっ………まぁ………そうだけど………」


「結論として、ヴィオラ様はリュート様とイチャイチャしたいけどできなくて困っている」


「治療よッ!!!!」


「失礼、間違えました。ヴィオラ様はリュート様との治療を満足にできずに困っている。この状況を打破したいとお考えですが、同時にフラウに怒られるのも避けたい」


「………そうです」


………だって、フラウ、怒ると怖いんだもの。


リュートもまたぼろくそに怒られちゃいそうだし………別にあの治療はリュートの提案でも何でもないのに………さすがに不憫。


「…………ふむぅ」


ベスは難しい顔をして腕を組み、唇を尖らせながら思案顔を浮かべていた。


可愛い。


なんでこの子こんなに可愛いんだろ。


紫色の髪とか、横向きのポニーテールとか、キラキラして凛々しい大きな目とか………容姿も勿論可愛いんだけど、なんというか、仕草が可愛い。


これぞ女子ッ!!って感じなのよね。


色っぽいのに可愛い。


「フラウ………フラウねぇ………う~ん………」


右に………左に………ベスが首を捻るたびに頭の横のポニーテールもフワフワと揺れる。


正直な話、私が男だったら絶対放っておかないけどなぁなんてボーっと見惚れていたら、




「あの子、凄いスケベなの知ってます?」




急にベスがそんな事を言うもんだから、私は盛大に咳き込んだ。


「かはっ!!!げほっ!!!ぅごほっ!!!」


「あんな清楚な顔してますけどね、毎晩のように一人でしてんですよあいつ」


「べ、ベスっ!!!!!やめなさいよっ!!!!ごほッ………!!」


「しかもリュート様の名前呼びながらですよ?やばくないですか?」


「なんでそんな事知ってんのよ!!!」


「まぁ幼馴染なので………別に知りたくは無かったんですが色々と偶然………」


「………そう」


遠い目をしながらそう語るベスを見て、何だか私まで居た堪れない気持ちになってきた。

撚りにも寄ってえらいことを聞いてしまった。

確かにフラウがリュートに惚れているだろうなとは思っていたけど………流石にそこまでの事は想像していなかった。


「しかもですねぇ、あの子15を超えて結婚が可能になってから、複数回にわたって夜這いかけてんですよリュート様に」


「よ、よばっ………!!?」


「リュート様鉄壁なので全く成功しなかったみたいですけどね。寝ぼけたと勘違いされて抱っこされて寝床に戻されたとか、そのままベッドを譲られて床で寝られたとか………」


「………フラウ」


なんて不憫な………。


「ちなみにヴィオラ様がリュート様の家にいらっしゃる直前にも奴は夜這いしてます。スケスケのエロエロで」


「だからなんでそんな事知ってるのよ!!」


「私、ヴィオラ様がいらっしゃる前からリュート様のお家にたまにお世話をさせて貰いに行ってましたから。寝る時はリュート様の横に布団敷いて寝させてもらってました♡リュート様大好きなのでっ♡」


臆面もなくそう言い切るベスの態度は清々しい。

不思議とここまで堂々とされると嫉妬心も湧いてこない。


………きっとお父さん的な好きなんだろう。


だよね?


「ちなみに私もリュート様に迫られたら抱かれても良いです。……いえ、ごめんなさい、嘘をつきました。抱かれたいです。むしろチャンスがあれば抱きます」


「ベスッ!!!!!」


「まぁ私の事はさておき、そんなところに奴はノコノコ姿を現したんですよね。しかも最初私に気付いてませんでした。危ないところでしたよ、いろんな意味で」


前言撤回。

危ないのはどっちだって話ではあるけど………いや、どっちも危ないか。


「気付いた時の慌てっぷりは抱腹絶倒ものでした。慌てすぎてスッ転ぶし、スケスケのエロエロなせいで色々見えちゃいけないものが見えちゃうし。ほら、あの子凶暴な身体してるでしょう? 流石の私も赤面しましたよ」


………フラウ。


なんだろ………なんか涙出てきそう。


「てなわけでですね、奴は相当なスケベです」


「………なんの話してたんだっけ?」


「だから、問題の解決策ですよぉ」


頭痛がしてきて顔をしかめる私を見て、ベスは妖しい光を瞳に浮かべた。


「背に腹は代えられません。あのスケベ、引き込んじゃいましょぉ………?♡」


…………引き込むって、どうやって?


嫌な予感しかしないけど………。


本当に大丈夫なんだろうかと頭を抱えたい。


ケタケタと笑い始めたベスを見て、私は自分の手が早く動けばいいのにと心底思った。






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