第23話 家族
石段を下りきり、見渡す限り田んぼの風景に戻ってきた。空を見上げると空がオレンジ色に染まりかけている。随分と長い間、山の中にいたようだ。
この後どうするか、という雰囲気になったので、俺は一番に声を上げた。
「あの、リュウの身体を……家族の元に届けたいんですけど」
「その——連れ去られた人物は行方不明扱いで葬式すらあげられないんです。せめて身体だけでも家族に見せてあげて……お別れをさせてあげられませんかね」
俺とケイは同じことを考えていたようだった。
その言葉を聞いたリュウは、泣きそうな顔になりながら、ありがとう。と一言だけ言った。ジョニーさんも、そうだな。とすぐに了承してくれて、リュウの家へ向かうことになった。
途中途中でケイと、リュウの身体を持つのを交代しながら歩く。リュウは、重いよな、ごめんなと言って謝っている。そんなに遠いわけじゃないし気にすんなって!と二人で答えながら歩いた。
行きと同じように、四人でいろいろな話をした。川で遊びたいだとか、花火やりたいよな~とか、夏と言えばBBQとか、本当に他愛もない話。
俺はいつまでリュウの姿が見られるかわからない。
今はまだ、見えるし喋れるし触れられるけれど、ケイやジョニーさんと違い俺は霊感がないから突然認識できなくなるかもしれない。
そこにいるのに、話しかけられているのに認識できなくなるかもしれない。その不安と、悲しみを押し殺すために全力で笑いながら、どうでもいい話に意識を全力で向けた。何も考えないで済むように。
神社からリュウの家まではすぐだった。
話に花が咲いたからではなく、物理的な距離もあるが——おばさんやおじさんにリュウの身体を見せてどんな反応が返ってくるかが不安だったからだ。
「……僕がインターホン押すね」
「うん……頼む」
俺がリュウの身体を背負っていたので、手が空いているケイがインターホンを押した。
すぐに家の中から「はーい」という声が聞こえ、ドアが開いた。ダイゴが同時に走り寄ってくる。
「あら、恵くん…とナオ君?珍しい組み合わせねえ……」
出たのはおばさんだった。そして、すぐに俺が背負っている人物に気が付き、目から一気に涙を溢れさせながら抱きついてきた。声を上げながら、俺ごと抱きしめて泣いている。おかえり、おかえり龍巳、と。
外の騒がしさが家の中まで聞こえてきたのであろう、何事かとおじさんも続いて出てきた。
「おじさん、リュウ 連れて帰ってきました」
俺は、一言だけいうのが精一杯だった。
おじさんは我が息子の身体を見て片手で顔を覆い、一瞬涙を抑えようとした風に見えたが抑えきれなかったのかそのままおばさんと同じようにリュウの身体を俺ごと抱きしめた。二人共、出てきたときに既に目が赤く腫れていた。ずっと泣いていたのだろう。
そのままの状態がしばらく続いたが、少し収まったのかおじさんが離れ、その次におばさんが離れる。
二人共まだ涙は止まらないようだったが、俺も貰い泣きして涙が滲んでいたのでよく見えなかった。
ジョニーさんは離れたところから見守っているが、ケイも隣でぽろぽろと泣いていた。
リュウは、両親の姿を見て申し訳なさそうな顔をしながらも同じく涙を流していた。ダイゴは、リュウの身体の方ではなく霊体の傍でうろうろと尻尾を振っている。
おじさんへリュウの身体を渡し、我が子の動かなくなった身体を、頭を撫で、二人は微笑みながら涙を流していた。悲しみの涙ではなく、嬉しい涙に見えた。
「魅入られたらもう——身体も見つからないからって諦めていて——あぁ、自分の子が連れ去られたんだなって漠然と思っていたんだけど……何故か、さっき急に喪失感と悲しい気持ちでいっぱいになって——本当に……本当にありがとう……」
大人が、しかも昔からよく知っている人たちが人目を憚らず、泣きじゃくった姿を見た後だ。涙を流しながら、何度も感謝の言葉を言われて、俺も堪えていた涙が抑えられなくなり、真夏の汗のようにだらだらと涙を零しながら、身体しか二人の元へ連れて来れなくてすみません、と途切れ途切れになりながらなんとか言うのが精一杯だった。
「そんなことないよナオ。見えなくても、声が聞こえなくても、俺は両親の元に身体が帰って来れたから、二人が俺に対しておかえりって言ってくれたんだ」
そう言ってリュウは、俺の手を握りながら優しい声で言った。
リュウが此処にいることを言ってしまいたい。でもそれは、事前にジョニーさんに止められていた。姿が見えない者からしたら辛いだけだから と。
「恵くん、ナオくん、本当に……本当にありがとう。何を言っているか理解できないかもしれないけど……龍巳も――何故だか今、傍にいる気がするんだ。一緒に帰ってきた、そんな気持ちで……大の大人が泣きじゃくってしまってすまないね」
おじさんがそういうと、おばさんも「そうね、龍巳が本当に帰ってきた感じがするの」と同じ意見を述べた。
親の勘というのはここまで鋭い物なのか、と俺たちは驚いた。
リュウも驚いていたが、すぐに笑顔になり、涙を流しながら両親に向かって呟く。
「ただいま。父さん、母さん」
聞こえない言葉を二人へ。
俺とケイは、「きっと……そうだと思います」と真実を隠しながら微笑んだ。
おばさんに「せっかくだからご飯食べて行って。そこにいる方も、ご一緒に」と言われ、お言葉に甘えていただくことにした。
しかし、本来の帰省目的である家の掃除が手つかずどころか塩まみれにしていることを思い出し、一度掃除しに家に戻ることにした。ケイとリュウも手伝ってくれるみたいだから、晩御飯までには間に合うだろう。ジョニーさんもこの際なので道連れにする。最初こそ嫌がったが、渋々引き受けてくれた。
「俺様はちょっと大人同士のお話があるからお前らは先に行ってろ」と言われ、三人で先に行くことにした。
話とは何だろう、流石にトネコ様の話を全て話すことはないだろうけど……と不思議がりながら歩いていたが、自己紹介すらしてないし自分の素性を話すところからじゃない? という結論に落ち着いた。
一日ぶりに戻ってきた家は、思った以上に塩が散乱していた。家中の盛り塩を弾き飛ばしたのか。所々に足跡があるのは恐らくジョニーさんだろう。
茫然としていても意味がないし、さっさと掃除しよ!とリュウが仕切り、分担して掃除をすることにした。
すぐに合流してきたジョニーさんが、「俺様は監督役ってことでいい?」と言って来たが、リュウが「箒で掃いたところ雑巾で拭いていってください」とビシッと言ってくれた。
四人でやると予想以上に早く進み、自分の分担箇所が終わった者は他の人のところを手伝い、日が暮れるまでには全て片付いた。お墓の掃除とお参りは明日の朝しよう。
ポケットに一応入れておいた、ばあちゃんの写真を取り出し、仏壇に置いて線香をあげた。
リュウの家へ戻り、おばさんのお手製料理をいただいた。客人がいるからか、豪華なメニューに感じる。昔、遊びに来たときに食べていたラインナップとは品数が全然違う。
リュウの身体は、自室のベッドに寝かせたと言っていたので食べ終わった後、一応見に行った。
最後にこの部屋に入ったのは引っ越す前……高校に入学してすぐだっただろうか。その時より少しだけ男らしい部屋になっていた。
昔から部屋が綺麗なのは変わらなかったが、本棚や壁に飾ってあるポスターが色々と変わっている。
「これ、ナオが引っ越す日に撮った写真。スマホから印刷して飾ったんだ」
リュウが、壁に貼ってあるいくつもの写真の中から一枚を指さして言った。二人共めちゃくちゃ笑顔で写っている。これが、生きているときに会った最後になるのか。
「懐かしいな。その写真も、それ以外の写真も」
大学に入ってからの写真もいくつか増えていたが、俺と撮った写真のほうが圧倒的に多かった。昔からリュウは、部屋の壁に写真を飾っていて引っ越す前と変わらず飾られたままの写真が多い。
「ねえねえ、前に来た時も気になってたんだけどさ。やっぱりこれって子供の頃のナオだよね?二人共幼いけど今と顔同じだね~」
ケイが、子供の頃——小学校に上がる前であろう写真を指しながら言って来た。
「そうだけど、オレは結構大人っぽくなってるでしょ?ナオは髪の色しか変わってないけど」
「俺だって男らしさが増してるだろ!」
笑いあいながら、これは何歳の頃のだったっけ~とか どこどこに行った時の写真だよね とか、ナオは中2の時に突然髪色明るくして先生にめちゃくちゃ怒られてた、とか記憶を蘇らせながら、ケイにも子供の頃の話をした。
ケイは、以前来た時にチラッと見たくらいでじっくり見たのは今日が初めてだが、ほとんど同じ人物と映っていたからリュウが話す幼馴染というのはこの人なんだろう と察していたらしい。
——俺は、笑いながら昔話を二人として、気を逸らしていた。後ろのベッドに寝せられている、もう二度と目を覚まさない身体。その原因を作ったのは、元凶は、こうなってしまったのは——全て俺だ。俺のせいだ。
トネコ様の言葉と、リュウが既にこの世の者ではないことを知って、気付いた。
言葉に出して聞いてしまえばいいのに、答えを、気持ちを知るのが物凄く怖い。
俺は卑怯者だ。
直接聞いても、優しいリュウは、気を遣って本心を言わないかもしれない。
それでも、どうしても謝りたい。謝って済む話ではないことはわかっている。
それでも、自分のこの気持ちを、謝罪を、いつまで会話ができるかわからないのならば早くしなければならない。自己満足に過ぎないことはわかっている。
「ナオ?どうかした?」
ケイが、俺が突然話さなくなったのに気付いたのか、それとも顔に出ていたのかわからないが話を振ってきてくれた。もう、今しかない。
「あのさ、リュウがこうなったのはあの日……十年前、俺が無理矢理、山に連れて行ったのが全ての原因で——嫌がるリュウを連れて行かなければよかったんだ。俺のせいで——俺が、リュウを殺してしまった。謝っても許されるなんて思ってない。リュウは優しいから本心を隠して俺を助けてくれたし——今もずっと態度を変えないで接してくれてる。それでも、やっぱりリュウの本音を、聞きたい。恨まれても、呪われても、罵倒されて罵られてもいい。ずっと気付かないフリをしてた卑怯者でごめん」
一思いに、一気に言った。途中から下を向いていた。もうリュウの顔を見るのが怖い。次にリュウから出てくる言葉がなんであろうと、俺はもう、全てを受け入れる。幼馴染から呪われたって構わない。俺はそれだけのことをしたんだ。
「ねえナオ、それ本気で言ってんの?」
「えっ——」
怒気を孕んだ声で、思っていたのとは違うことをリュウが聞いてきたから思わず顔を上げてリュウの顔を見た。すごく怒った顔をしている。今までこんなに怒ったリュウを見た記憶がない。
「オレが、ナオのことを恨んでて呪うと思ってんの?本心を隠して助けたって?本気でそう思ってんの?」
「だって、そうだろ。俺がリュウを殺したも同然だ。リュウは、ばあちゃんの願いのために助けてくれただけじゃ——」
喋っている途中で、突然視界が真っ白になり身体が右に少し飛んだ。後から遅れて左頬が痛み始めたので殴られたのだとわかった。
よろめきながら、リュウの方を見ると何故か泣いている。顔は怒ったままだ。
「親友だから!ナオだから助けたんだよ!ばあちゃんの気持ちは関係ない!ナオを助けたかったから助けた!ナオには俺の分まで生きてほしかったから!恨むわけないだろ!!!」
俺の胸元を掴み、馬乗りになりながら涙をぼろぼろと流し怒鳴ってくるリュウを見て、本心を隠して言っているなんて考えは吹き飛んだ。
この涙は怒りからなのか、悔しさからなのか。俺は言葉が出なかった。リュウの顔を見て、涙が込み上げてきて言葉に詰まる。
そんな俺を気にしないで、リュウはつらつらとしゃべり続けた。
「そもそも、十年前のあの日だって本当に嫌だったらオレは行ってない。怖かったけど、ナオと冒険するのにワクワクしてた。だから一緒に行った。自分のせいで、なんて思いこんで思い詰めて……お前の親友はどういうやつかちゃんと考えた?たったの五年会ってないだけで忘れたわけじゃないでしょ」
そうだった。リュウは……俺の親友は、流されやすいようで自分の意志をしっかり持っていて頑固なやつなんだ。
「うん……そう、だったな。俺の親友はそういうやつだ……勘違いして、一人で思い詰めててごめん」
「わかればいいんだよ。バカ。もう絶対そういうムカつく勘違いすんなよ!アホ!」
罵り方が小学生レベルで、思わず笑ってしまった。雨が降る前の、暗くて重い空のようだった心が晴れた。重くて重くて押しつぶされそうだった心に光が差し込んだ。
「ナオに言ってなかったけどさ。龍巳が僕を頼ってきたとき、龍巳の顔すっごい必死だったんだよ。行方不明になって、連絡取れなくて、村ではもう龍巳が今回の連れ去りの一人目だって話が広まっててさ。僕すごい辛くて、部屋で塞ぎ込んでたんだ。そしたら突然目の前に龍巳が現れてさ。自分の話よりも先にオレの親友を助けて!って。見たことない必死な顔と勢いに釣られてすぐに頷いちゃった。そんな龍巳がナオのこと恨んでるわけないよ」
ケイからの初めて聞いた話に、驚きと納得と嬉しさと…いろんな感情が混ぜ合わさって俺は、うん、としか言えず、込み上げてきていたものが目から溢れ、雫が頬を伝っていた。
でもこれは、今日流したものとはまったく違う感情でのものだと確信していた。自然と顔が綻んでいるのが自分でもわかる。
胸元を掴んでいた手を離したリュウはギュッと抱きしめてきた。俺も、リュウを抱きしめた。この感触を、一生忘れないようにしっかりと刻み込んでおこうと。
「二人共お風呂入ってね~!」というおばさんの声が聞こえてきた。
俺とリュウは、長いこと黙って抱きしめあっていたみたいだ。ケイが、もういい?みたいな顔でこっちを見ている。放置しててごめん、と二人で笑いながら謝って、せっかくなので三人で風呂に入ることにした。
「ナオの家、風呂広いんだよな~三人でも余裕じゃね?」
「普通だと思うけど……ってかオレ別に入る必要ないんだし二人で浴槽浸かってね」
「何言ってんの!三人で入らなきゃ意味ないでしょ!」
脱衣場でわいわい話しながら、風呂場に入った。身体を洗って、順番に浴槽に浸かっていったが、リュウがやはり、いや狭いでしょ…と言ってなかなかこちらに来ないのでケイと二人で引っ張って無理矢理浸からせた。
大学生の男三人が入ると、流石にギチギチだったが、それがなんだか面白くて爆笑してしまった。拒否していたリュウも、めちゃくちゃ笑っている。
温泉とか行きたいよね、いいね温泉~!、ちょっと遠出して良いとこ行きたいな、と三人で——もう在りえない話をした。本当には行けないとわかっていても、夢のような話をして三人で旅行に行くイメージも脳裏に簡単に浮かんできた。
風呂から出て、リビングに行くとおじさんとジョニーさんがお酒ででろんでろんに酔っぱらって意気投合していた。
一緒に風呂から出てきた俺達を見たジョニーさんは、なんだよ俺様だけ仲間外れかよ~と少し拗ねたような顔をしながら言ったが絶対酔っているからこその発言だろう。「実際に誘ったとしても絶対一緒に入らないだろ、この人」とリュウがボソッと言ったのが聞こえて、ケイと俺は静かに頷いた。
客間に布団敷いておいたからね、と言われたので酔っ払いにこれ以上絡まれるのも嫌だったし早々に客間の方へ移動した。
いつの間にか、リュウの家に泊まる流れになっていたようだ。俺が帰省することは母から事前に連絡が来ていたので、最初から——初日から泊める予定で布団を用意していたらしい。
ついでに他の布団も干しておいて良かった~と言って人数分、俺とケイとジョニーさんの三人分の布団が敷いてあった。
ジョニーさんの分の布団取っちゃう?と言ったが、流石に功労者に布団を与えないのは……となったので、昨晩と同じく二組の布団で三人で寝ることにした。
布団をくっつけて、三人で輪になって布団の上で駄弁っていると風呂から出てきたジョニーさんが部屋に入ってきた。
「なに修学旅行みたいなことしてんだよ~俺様も混ぜろ~」
とニヤニヤしながら混ざってこようとしたのに対し、リュウが「わっ!見回りの先生来た!」と言うと「先生役かよ!」とジョニーさんはショックを受けていて、俺達はそれを見てひとしきり笑った。
そのあとは、四人でいろんな話をして楽しい時間が過ぎていった。
「直哉は明日帰るんだったか?」
「はい、隣の市から出る昼前のバス取ってあるんで……その前にばあちゃんのお墓行きます。元々の目的だった掃除もお墓参りもしていないし」
墓前できちんとお礼も言わなければ。
親友の葬式にはもちろん出るつもりではあるが、昨日家の掃除が終わった後、一度ケイの下宿先に荷物を取りに行った際、電源を切って鞄の中に入れてあったスマホをつけると両親から大量の連絡が来ていて思わずギョッとした。
全て昼過ぎ——祠で箱を壊した後ぐらいの時間からだ。
「トネコ様による思考の麻痺みたいなのが消えたからお前の両親——特に村の血を引いてる父親が事態の深刻さに気付いたんだろ」とジョニーさんが憶測を語っていると、タイミング良く——というか履歴を見た限り何度も何度もずっと掛けなおしてきていた電話が鳴った。画面には父の名前が表示されている。
電話に出ると、すごく焦った声で父が安否の確認をしてきた。後ろからは母の繋がったの?!という声も聞こえてくる。「大丈夫だよ。皆のおかげで生きてる。帰ったら全部話すよ」俺はそう答えた。
早くお前の姿を見て安心したい。母さんもずっと泣いている、何故お前をこの時期に村へ行かせてしまったのか自分でもわからない。と父は電話越しでもわかるほど憔悴しきった声で話している。
バスなんてキャンセルして村にしばらく残ろうと思っていたが、俺の会話内容を察したのかジョニーさんが「一回帰って、両親に顔見せてやれ」と言うと、ケイとリュウも「その方がいいよ、すごい心配してるんでしょ?」と言い、俺もこんな父の状態は初めてだったので一度帰ることにしたのだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます