刃物vs魔物と悪人
あ
凶器で魔物や悪人を倒すって最高
「なぁ、嘘だよな?」
俺は吐きそうになりながら凝視する。
俺の彼女が.....クラスの女に抱かれている。
「ごめん...エンダ...わたし...」
やめろ.....やめてくれ.....涙が溢れ出す。
「この子の彼女になる...」
俺の中から全てが崩れ去る。
「そう言うことよ百合カップルの爆誕ってことよ」
そう言うと女は魔法の杖で炎を俺に出そうとしていた。
俺は部屋から飛び出し魔法学校の校舎から出ていった。
何時間走っただろうか。
雨が降り出してきた。
俺は大樹の下にうずくまる。
気づけば泣いていた。
最初に出会った時のことや告白した時のこと。
更に泣いた。
辛い死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい辛い辛い辛い死にたい辛い死にたい辛い死にたい死にたい辛い死にたい死にたい辛い死にたい辛い死にたい。
あの女を殺してやりたい復讐したい奪い返したい。
「力が欲しいか?人間よ」
声が聞こえ前を向くと悪魔の如き美しき女性。
「私の名はダリル、悪魔...いや...力なき者に力を与える救世主とでも言おうか貴様には憎しみを感じる何故だ?」
「好きだった女を取られたしかも女に...俺は彼女を取った女を殺してやりたいそのためだったら何だってする!!」
「ほぅ覚悟あるような目をしているな...よかろう私と貴様は今日から仲間だ悪をこの世から撲滅してやろう契約だこの世の悪人と魔物を殺す」
ダリルは俺に何かを差し出した。
「これは?」
「小型チェンソーだこれで今から悪を殺せ」
「あぁ」
俺はあの忌々しき魔法学校の前に立った。
この小型チェンソーの使い方はさっきダリルに教わった。
校門を通り校内に入る。
警備員がこちらに近づいてくる。
「君、濡れてるじゃないかこんな雨の中夜遅くに何してた?」
俺は小型チェンソーのトリガーを引き起動させて警備員が悲鳴を上げた瞬間斬り裂いた。
悲鳴を聞きつけたのか部屋から出てくる生徒も斬り殺す罪はないけど復讐のためだからなぁ。
「君何をしてるんだ」
先生数人が走って来る。
「死ねやぁァァァァ!!!」
「ぎゃあああぁぁぁ!!!」
「先生方が何かっしたってわけじゃねぇけど!!邪魔をするならなァァァァ!!」
その時強い風を受けて窓ガラスを突き破り校庭に落下する。
前の俺なら死んでいたかもしれないがダリルと契約した俺はその程度では死なない。
周りを見渡すと魔法の杖を持った生徒たち多数。
その中にあの女の姿があったそして隣には元カノがいる。
「貴方達あの男を殺しなさい」
俺の彼女を取った女が命令する。
生徒たちの魔法の杖から炎や水が出てくるが躱し生徒たちを斬り裂く。
「ぎゃはははははっ!!!」
殺すことが快感になった。
『緊急連絡、生徒の皆様は部屋から出ないように』
「残念だったなぁぁ!!
生徒達はさぁ!!みんな!!俺を倒すために部屋から出てきちまってるよォォォォォォォォ!!!!」
生徒達の屍を踏み台にして空高く舞い上がりあの女を見つけるとどこかへと走り去る。
「逃すカァッ!!」
追いかけようとすると誰かに抱きつかれる。
「エンダ...やめよう.....こんなこと...」
「あぁ誰だテメェ?」
「っ!」
俺は変な女を蹴飛ばし腹にチェンソーを突き刺しトリガーを引くとチェンソーが起動し腹から血がぶしゃぶしゃ飛び散る。
「ギャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!」
「邪魔すんじゃねぇぇ!!ウハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!」
変な奴らに取り押さえられて地面に倒れてしまうがそいつらまとめて斬り裂き血を浴びる。
「逃げたかぁ?あいつ?」
すると周りから魔法の杖を持った奴らがまた現れるしかもさっきより多い。
「あ、いいこと思いついたぁ!!お前らぁ!殺していけばぁ!!!この中にいるあの女を殺せるじゃねぇかぁァァ!!!天才だなぁ!!俺はぁ!!」
次々と斬り裂いて行く
「気持ちよすぎるぜぇぇぇぇぇぇぇぇぇえぇぇぇええええエエェェェェェェぇぇぇぇ!!!ぇ!!!!!ぇぇ!!!ぇ!!!!!!
いやァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!
ギャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!きょええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇエエ!!!!!!!!!
気持ちィィィィィィィィ!!!」
「バァァァァァァァァン!!!!」
真っ二つに斬り裂いたと同時に効果音を声でつけてみる。
辺り一面死体だらけ。
「俺にかかってくるやつはいねぇのかぁぁ!?あぁん!?」
「お疲れ様」
後ろから声をかけられて振り向くと悪魔の如き美しき女性。
「誰ですか?」
「もう忘れちゃったの?ダリルだよ私の名前」
「あぁ」
思い出した。
「復讐は達成できた?」
「はい、できした」
「まさかこれで終わりと思ってる?」
「まだ何かあるんすか?」
「忘れちゃったの契約、悪人と魔物をこの世界から消すってこと」
「あー!!」
「悪の予感がしたのここから北の方向、廃墟から...泣いてるの?」
「え?」
今気づいた目から涙が溢れてることに。
「なんでだ?俺は泣かないはず」
「動かないで」
ダリルは俺の流れ出る涙を舐めて取ってくれる。
そして俺にキスをする。
柔らかい唇の感触。
キスを経験するのは2度目だったがこの女のキスは元カノのより100倍いや100000000倍気持ちいい。
「ふはぁっ」
ダリルの吐息が唇に触れた。
「さて、殺しに行こうか悪を」
廃墟にダリルの魔法で一瞬でついた。
ドアが壊れており誰でも入れるようなっていた。
木でできた内装だったが今は剥がれ落ちボロボロになっている。
「あんっ」
女の喘ぎ声が聞こえる向こうの部屋からだ。
覗き込むと女同士が裸になりながらヤッていた。
「誰?」
気づきやがったな。
俺は小型チェンソーを起動させる。
「キャァァァア!」
血が部屋に飛び散る。
少し考える。
「ダリル、こいつらなにかやったか?」
「迷惑をかけてるからかなーこの家、この子達が家主を殺してヤッてたの元からボロい家だから家主を殺してもいいと思ったのかも」
「あー悪い奴ですね!!悪速斬、正義実行だぁぁぁぁぁ!!」
「さて、次行こうか」
路地裏。
「やめ...て...くだ...さい...」
「あぁ?テメェみたいな女はなぁ俺の性処理道具にされてりゃいいんだよ」
女が男に押し倒され行為をされそうになってる。
「エンダ様の登場だぜぇぇ!!!ギャハハハハハハ!!!」
男を斬り裂いた。
「大丈夫か?君ぃ?」
目を合わせた瞬間、胸が締め付けられるような感覚を覚えた。
「エンダ?どうしたの?」
「す、す、スキィィィィィ♡♡♡♡」
俺は叫んだ。
「今すぐに押し倒したい!!!そうしたいぃ!!!」
「エンダ!落ち着いて!貴様!エンダに何をした?」
私は問いただす。
「私...実は男の人と目を合わせると相手を惚れさせる能力を持ってるんです」
「...え?」
「じゃあ私は用事があるので」
「ちょっ!ちょっと!」
「可愛い女は好きだぜぇ」
エンダが歩み出し女に抱きつく。
「なぁ、俺と付き合ってみないかぁ?あれ?付き合うってどう言う意味だっけ?」
私は絶望する。
「あ...あぁ....」
「ごめんなさい...私これから用事が...」
「用事なんてどうでもいいって」
その時、魔物が現れる。
「あ?魔物か?邪魔すんなどっか行ってろ」
エンダは「しっしっ」と言うが魔物に人の言葉が通じるわけがないのでエンダ達に襲い掛かってきた。
「エンダ!避けて!!」
「俺を舐めんじゃねぇぇぇぇぇぇええええええぇぇぇぇぇぇ!!!!!」
チェンソーを起動して魔物を斬り裂く。
「誰も俺には勝てないんだよォォォォォォォォ!!!」
「じゃあ私は用事があるからごめんね」
「ちょっおま」
女はいつ間にか消えていた。
俺はついに運命の女性と出会ったのかもしれねぇ。
「ヤッホーっ!!!」
飛び跳ね喜び着地と同時に激痛が走る。
「いってえええええええええええええええええええ!!!」
「何で!!」
顔面を殴られる。
「あんな!!」
また殴られる。
「女を!!」
またまた殴られる。
「好きに!!!」
またまたまた殴られる。
「なるのよ!!」
あまりの痛さに頭が真っ白になるがあの女神の顔を思い出し正気に戻る。
「はぁっ!殺す気か!」
「違うけど...エンダが他の女を好きになることは契約者の私が許さない」
「ふんっ」
俺は立ち上がりダリルに言う。
「俺は人を好きになると言う感情を持ったのは3度目だお前とあの女神だ...あれ?もう一人誰だったっけ?」
「まぁいいか!俺は今後とも悪人や魔物を殺し続けるそして.....あの女と結婚する!」
「はぁ...っ!待って!魔物の反応がある...」
俺達は洞窟の前に立つ。
中に入り進んでいく。
奥に行くたびに寒さが強くなる。
「何かいる...」
ダリルが立ち止まり俺も立ち止まる。
「あ?あいつか...」
亀が二足歩行してやがる。
「死ねやァァァァ!!!」
亀に殴り飛ばされ壁に叩きつけられる。
がすぐに立ち直し走り二足歩行の亀を蹴り飛ばす。
チェンソーで殺そうとするが甲羅が固く殺せない。
甲羅が突然揺らめきだし映し出されたのはあの女神だ。
「何で殺そうとするの?」
「え?」
頭が真っ白になる。
「私はもっと生きたい...できるなら生きて貴方と結婚したい」
「え?え?俺も結婚したいっす!!」
「嬉しい...じゃあ死んで」
二足歩行亀は俺の腹に強烈なパンチをめり込む。
「ぐへぇっ!!!」
「エンダ!アイツは貴方の好きな人を甲羅に映し出して喋ってるだけ!貴方に向かって言葉を囁いてるのは亀野郎よ!!!」
「はぁ?!嘘をつくなよ!!俺が女神を思う気持ちは本物だ!そして女神が俺を思う気持ちも!!」
「避けて!!」
俺は亀の攻撃を躱す。
「貴方が死んだら契約元の私も死んじゃうし私が死んだら貴方も死んでしまうだから!!」
亀を殺せばいいんだろ!!だったら!
俺はチェンソーで亀の腹を突き刺す。
突き刺した瞬間、チェンソーを起動する。
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁあああ!!!」
「ぎゃはははっははは!!っはは!!!!」
亀が叫ばなくなる。
甲羅を見せてもらうと女神の姿がいなくなっていた。
「あれぇ?女神は...」
「消えたわよ」
ダリルが言う。
女神が消えた...
それって...それって...
「さすが!女神!神出鬼没だ!!ますます好きになるぅぅぅぅ♡♡♡♡♡♡♡♡!!!」
女神また現れないかなー。
そんなことを思いながらダリルと街中を歩いていたここの所、この街では人が失踪しているらしい。
恐らくは悪人の仕業だろう。
だって魔物なんてこの街に現れたことないらしいもん。
最近じゃあ街の壁になんか知らないけど魔法学園生徒教員が死んだ事が張り紙として至る所に貼り付けられまくってる。
人々を見渡しているとあの女神を見つける。
「見つけた!」
「ちょっとエンダ?!」
あの人の元に走りだす。
「あなたは?」
「そうですあの時の...」
「やっぱり!探す手間が省けました!!ついてきてください!」
「はーい」
タクシーに乗り。
女神が目的地を伝えると馬車が動きだす。
「あの...お名前は?」
「ん?ミカエル」
「ミカエル...あ、俺エンダっていいます!」
「エンダ君はさ休日何してるの?」
「休日?休日って何スカ?」
「え?知らないの?すみません記憶なくて!」
「うふふ面白いね」
着いたのは魔法学校。
あれ?ここって?
門をくぐる。
死体の片付けも済んだのか血痕がちらほら見えるだけで死体がない。
「ねぇエンダ君はさ...なんで殺そうと思ったの?生徒や教員」
「何のことっすか?アイツらは魔物で俺の彼女を寝とった...っ!!」
何かが記憶の中から出てくるような感覚がした。
「へぇエンダ君そう言う理由で」
「ダメだよー人を殺しちゃさー」
女神の姿は豹変して行く。
すると周りから人がゾロゾロ出てくる。
制服を着た人間や私服を着た人間いや人間と言うのはあまりにも醜い見た目をしている。
女神の方を見るとその姿は巨大な化け物になっていた。
「エンダ!!早く逃げましょう!」
ダリルがいつのまにか隣にいた瞬間移動の能力かは知らんそんなことよりも。
女神が化け物、嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ。
「嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ!!!!!!」
「残念ながら本当よて言うかまずいわよどんどん近づいてきてる」
「よくも...よくも騙したぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁァァァァァァァァァァァァ!!!!」
女神がだったものが拳を振り下ろして来るが躱し拳に乗り腕を駆け抜ける。
「しんねぇぇぇぇぇ!!!」
地面から触手が生えて俺の腹に攻撃してくる空中を舞い俺は正気に戻りチェンソーを起動し化け物をぶっ殺そうとするが効かない。
そうか!こいつ体内にコアがあるんだ!!
俺は口内に入り体内に侵入する。
体内には。
愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛。
と書かれていた。
突き進むただひたすらに。
「騙したァァァ!ァァ!その罪は重いィィィィィィィィィィィィィィィィ!!!」
コアにチェンソーを突き刺すと爆発が起き体内から外に出されると同時に爆発が起きる。
ダリルが。
「地上の化け物に備えて!!」
と言う。
俺はダリルを掴み契約を解除した。
地上の化け物達をダリルと言う肉板で殺す。
ダリルと化け物は死亡した。
「サンキューなダリルぅしかし契約解除の仕方がこんなに簡単だったなんてなぁ!!!」
化け物を斬り裂いて行く。
「ありがとよぉ!!!ダリルゥ!!」
化け物を斬り裂いて行く。
「テメェはぁ!!俺の命の恩人だぜぇ!!!ぎゃははははっ!!!」
「うわっ、折れたぁ!!」
チェンソーが折れた。
そして化け物に体中を掴まれ、そして...
刃物vs魔物と悪人 あ @hittsu1205
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