第35話 龍神様の導き
ここは、どこだっけ?
あ、もしかして、ベッドの中かな?
嫌だな。起きたらまた、仕事しなくちゃなんだよね。
あれ?
私、仕事なんてしてる場合なんだっけ?
たしか王様から
私、そんな
今日もナレッジ
何でもいいから、使える
そうじゃないと……。
そうじゃないと、私、どうなっちゃうんだっけ?
『私はねぇ。
ナレッジ
どうしたんですか?
何に
あれ?
ナレッジ
それに、私は今何をして……。
『
ナレッジ
それに、
私にはまだ、やらなくちゃいけないことがある……。
やらなくちゃいけないこと?
私がやらなくちゃいけないことって、何?
そうだ、私はナレッジ
そうすれば、
『
何が、
『
私が、
そんなわけないでしょ?
だって私は、
国だって
私の水の
ほら見てよ。
ほら……、聞こえるでしょ? 見えるでしょ?
どうして、聞こえないの?
どうして、見えないの?
どうして、私はなんにもできないの?
私が水の
私が
だったらなぜ、私は何もできないの?
国を守ることも、
出来たのはただ、
それが、私に
そうなんですか?
教えて下さい。
私はどうして、何のために、生まれて来たんですか?
『言ったじゃないか。
そっか。
そうだよね。
私なんかが、何かのために生まれて来たなんて、そんなこと、ありえなかったんだ。
ナレッジ
だけど、私が彼女の良いように使われて
だったら、良いや。
このまま消えて無くなっても、きっと、
「ん……何?」
思わず
「マリッサ!!」
「
「目を
ハヤト達だ。
ん?
どうして彼らが、ここにいるの?
あれ?
ここって、どこだったっけ?
「おい!! それ以上近づくな!!
「うるせぇ!! 止めるなバロン!!」
ハヤトとドワーフが
外で何が起きてるのかな?
でも、もういいや。私にはもう、関係ないよね。
だって、私なんかが生きてたって、なんの意味なんもないんだし……。
そのまま、
「テメェの
誰かが、私に
そんな
「マリッサ! 大丈夫か!? ちょっと待ってろ、今そこから出して……おわっ!」
私の足元にまで
「……何をしに来たの?」
「っ……あ、何か言ったか? ちょっと待ってくれ、すぐに
声が小さすぎて聞こえなかったらしい。
そんなこと、本当はしちゃダメなのに。
彼は
「……私を助けても、意味なんかないのに」
「意味? そんなもん、後からいくらでも作れるだろ?」
「え?」
まさか聞かれてると思ってなかったから、
そんな私の
「マリッサが何に悩んでるのか、
メイと
「意味とか理由とか目的とか、そんなのは
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