第34話 力を得るためには
とてつもない高さから落ちて
と言うのも、
まぁ、半分以上はメイが全身を使ってジャングルの木々を
「
「えへへ。
互いに大けがをしてないことを確認した俺達は、そのまま落ちてきた
「この
「そうだな。それにしてもこのジャングル、かなり広いな。どうなってるんだよ、ここは」
「
マジか。
「
「まぁ、住んでて
改めて
そんな
もしかしたらここは、ガランディバルのさらに地下になるのかもな。
そんな場所があるようには思えなかったけど。
「これも
「バロンの
メイが言ってるのは、バロンが俺達に
確かに、アレは
まぁ、今ここでそんなことを考えても仕方ないよな。
となると、まずはこれからどうするのか考えるべきなんだけど。
そんなことを考えた俺は、ずっと視界の
「取り
俺が示した『あっち』と言うのは、ジャングルの真ん中にある巨大な
大きさと位置から考えると、多分、ガランディバルで見た
「言いたいことは分かるけどよ。あれの方向に進んで大丈夫なのか?」
「アタシも、あっちは
「そうか。ってことは、他に
俺がそう言うと、
「
「
「ちげぇよ!! 色々と
そうは言いつつ、真っ先に
部屋での一件から、マリッサとは少し気まずい状態のはずだけど、なんだかんだ言って、気にしてるんだよな。
「
「メイの言う通りだな」
「2人しておちょくりやがって!!」
それからしばらく、俺達はジャングルの中を進んだ。
ぬかるんでる
「すごく深いジャングルだな。
「ニオイは近づいてるから、もう少しだと思うよ!」
2人と
と、
「2人とも、
そう言って
まぁ、
赤い
それに、
「あの
マリッサは根に
だとしたら、すぐに助け出した方が良いような。
でも、バロンは彼女の目の前で何もせずに見守ってる。
てっきり
なんて考えていると、俺達に気が付いたのか、バロンがこちらに向き直りながら声を
「遅かったではないか! 主らよ!」
これ以上
互いに
「オイラ達を
「それに関しては
「
「何をだと? 今目の前の
見えてるけど、意味が分からないから聞いてるんだよなぁ。
まぁ、そんなことバロンの知ったことじゃないんだろうけど。
と、
「……マリッサは今、どういう
「……主ら、
「だから、そう言ってるだろ」
ようやく俺達が
これまたメイのおかげだな。
少し
「では……この女子はなぜ
「バロン様、できればもったいぶらずに
「彼女は今、
「
「
「ちょ、それを早く言ってくださいよ!」
あっけらかんと言ってのけるバロン。
いや、どうしてそんなに落ち着いてるんだよ。
あんた、マリッサに
「よせ! 外から手を出せば、それこそあの
「くっ……」
やっぱり彼は、今の
すると、再びメイが
「さっき、マリッサが自分でここに来たって言ってたよね? だったらどうして?
「
「
力を
「力って、マリッサ、力が
「分からないな。少なくともマリッサは、何かを求めて
その話を俺達にする前に、
ちょっとだけ、もどかしく思ってるのは俺だけか?
「今はとにかく、
そう言うバロンが、もう俺達に
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