第27話 地の底まで
メイからマリッサを引き受けた俺は、彼女を
少し
「
「おう、任せとけ!」
俺の代わりにナレッジの元に突っ込んでいったメイは、その
だけど、ナレッジの
「メイ! こっちだ、走れ!!」
ナレッジに向けて右腕の
そんな彼女の
「このっ!
「撃て!! 車に近づけるな!」
だけど、そんな彼らの
おまけに、エルフ側にはまだ
「エルフの
そんな彼女の
これ以上
「
少しでも
そんな気持ちでナレッジに向けて
起きた事を
「
「ハヤト!」
「メイ、飛び乗れ!」
「逃がすものか!! 待て! 茂木颯斗!!」
「そう言われて大人しく待つ奴がいるかよ! 椿山さん! 俺が援護します。退却を!」
「分かった!」
それから俺は、
その
エルフ達も、さすがに車を追いかけてくるようなつもりは無いらしい。
どんどん小さくなっていく
「ひゅ~。
「おい、
「分かってるって。この
「……大丈夫だ」
「本当か!?」
ボソッと
「ハヤト……マリッサが」
「そうだ、様子がおかしいんだったな」
気を取り直してマリッサの元に
「マリッサ? 大丈夫か?」
「……うん。大丈夫だよ」
「そ、そうか?」
いや、明らかに様子がおかしいじゃん。
「おい
「知らねぇよ。オイラ達が助けに向かった時にはすでに、あんな感じだったぜ」
「
「
身も心もボロボロって感じのマリッサは、見ていて少し落ち着かないな。
「レルム王国、とか言ったよな。エルフの国だって話だけど。人間だけじゃなく、
「アタシが知ってるエルフは
「
ナレッジが言うに、マリッサは
「ところでハヤト。この車はどこに向かってるんだ?」
「あぁ。そう言えば伝えてなかったな。
「くうこう?」
「
「え……」
「でも、人が乗ってないと動いたりしないから。ほら、今俺達が乗ってる車みたいなものなんだよ」
「車と同じ?」
「そうそう、誰かが運転しないと車は動かない。それと同じで、
「……うん。分かった。ハヤトが言うなら、アタシ信じるよ」
「メイ……。
なるべく
「ありがとう」
メイの言葉を
すると、前方を見ていた
「お、もしかしてあれが
だけど、俺は
「広いね……でも」
「あぁ、広いけど、
「……ハヤト、ホントにあそこに向かうの?」
「俺もちょっと不安になってきた。
「
「分からない。ただ、先発した皆は
「
「
「良かった」
真っ
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