第7話 世界が混ざってしまった
「ちょっと、それ、ホントに食べれるの?
「チョコレートっていう
「ちょこれーと?」
「それじゃオイラも……」
「
「チッ」
あの後、マリッサの
おかげで今、俺達はこうしてスーパーの中に戻って食事を
まぁ、ほぼ
それに、
となれば、俺がまずは
「
そう
様子を
「それじゃあ、改めて自己紹介からしておこう。俺は
「オイラの名は
「お前、いつもそんなキャラじゃないだろ」
「
俺の言葉に
そんな
「どうした? マリッサ」
「え? あ、いや、何でもないよ。私はマリッサ。
レルム王国?
聞いたことない単語が出て来たな。これはいよいよ、新しい情報にありつけそうだ。
「あ、アタシはメイ。その、お2人とも、さっきはありがとうございました。……種族はウェアウルフで、えっとよろしくです」
「あぁ、よろしくな、メイ」
「は、はい!」
「というワケで、自己紹介も終わったことだし、まずは一番大きな問題について、皆の認識を確認しておきたいんだけど、良いか?」
「一番大きな問題?」
「あぁ。
「そうだな。
「俺も
「アタシは……家で弟と遊んでたら、地面が
ドラゴン!? マジかよ。そんな奴までいるのか!?
正直、もっと詳しく話を聞きたいところだけど……。
メイのメンタルを考えたら、今この場で
「メイ、無理に話す必要はないからな」
「う、うん。分かった」
「で、マリッサの
「恐らくだけど、私たちの住んでた世界と
「世界が
「
「ちょっと待ってくれ。カラミティ? ってなんだ?」
「あぁ、ごめん。この世界の
ってことは、この
思ってた以上に話が
取り
「で、そのカラミティって言うのは、元に戻せるのか?」
「分からない。だけど、
「とんでもないファンタジー世界じゃねぇか。オイラ的には、こうして話せるのも意外と悪くねぇから、どっちでも良いけどな」
「それは
「そうだね。ここまで大きな
「マジか……」
「今分かってることと言えば、この世界の
「それはどういう意味だ?」
「見ての通りだよ。
「なるほど、ちなみに、マリッサが
「
「聞きたいこと?」
「うん。カラミティ
「……それはマジか?」
そんな話、
「あぁ、言われてみればメチャクチャ
「
「なるほど……それで」
「なんだ? マリッサは何か思い当たる
「前にサイクロプスと戦った時、ハヤトに
「あぁ、あの
「そう。それなんだけど。
「ちょっとまて! ってことは、あの時俺がサイクロプスの
「まぁ、そうなるかな。
こいつ……。
手にしてたチョコを口に放り込んで、小さく「おいしい」と
と、そんな彼女に
「メ、メイ!?」
「ん……まぁ」
テーブルに
「よっぽど疲れてるみたいだね」
「そうだな。っていうか、当たり前か。仕方ない。今日はこの辺にして、明日続きを話そう」
そうして、
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