第59話 注:性描写有 連携されると手も足も出ません。
「すいませーん、うしろつかえてまーす。
前に進んで下さーい」
後ろの客から声がかけられた。
慌ててキスを中断。再度前に進む。
くるみはほっとしている。
好きな人が他の女性と目の前でキスをしている。それも暗闇の中でキスの音だけが聞こえてくる。くるみにとっては拷問のような時間だった。
このお化け屋敷の中ではあかねちゃんが勝者だった。
現状、くるみは俺の手を握れていない。
あかねちゃんはぎゅっと俺の腕にしがみついている。
後ろの人に声を掛けられたのが影響したのか
2人とも何もせずにお化け屋敷を進み切った。
「楽しかったね、せーんばい」
あかねちゃんは小悪魔な笑顔で俺とあかねちゃんに何かあったことをみんなに見せびらかすような態度をとった。
「……………」
かたや一方、くるみは顔がどんよりしている。
「くるみちゃん、大丈夫?気分悪そうだよ?」
杏子先生が心配そうに話しかける。
「大丈夫です。ちょっと怖かっただけですから」
少しだけ笑顔を作って対応するくるみ。
ぽんっ、
おれはくるみの肩をたたいた。
「大丈夫だから」
周りは?が頭に浮かぶ。大丈夫?という問いかけではなくてなぜ大丈夫だから、なのか。
くるみは理解する。
安心して。おれはあかねちゃんにはなびかないから。そんなふうに聞こえてくる。
「うん、ありがとう」
「じゃあ、じょうくん、今度はお姉さんたちと
ライドのお化け屋敷にいこっ」
ももさんの声に俺はビクッとする。
せっかくあかねちゃんとの死闘を繰り広げた後にまたもう1試合あると思うと少し気が重い。
それもももさんの声の質のウキウキ感がとても強い気がした。
今度は何もさせない!俺はそう思いライドに乗り込んだ。
そうだ、乗り物に乗ったお化け屋敷ならさっきと違って自由がない。俺は安心した。
だが乗り物だからと侮るなかれ。意外に怖い。
決まったタイミングで決まったお化けを出せるから質の高いお化け屋敷になっている。
俺は歩くタイプより怖く感じていた。
おかしいぞ?この怖さなのに杏子先生とももさんも全く驚かない。両サイドに座っている2人はおとなしかった。
あやしい!なにか企んでいるとしか思えない。
「ねえ、じょうくん………」
きた!ももさんの声は完全に妖艶な声だ。
おれは無視する。
ぎゅ!俺は顔をつかまれももさんの方へ向けられる。
!!
ももさんの唇が俺の唇をとらえようとする。
でも俺は予想していた。対策は万全だ。
すぐに自分の手で口を塞ぎ、キスを阻止する。
そしてもう片方の手でももさんの手を離そうとする。
(勝った!)
おれは心の中でガッツポーズをした。
!!!
俺は急に身動きが取れなくなる。
後ろから手をつかまれ自由を奪われた。
杏子先生か!
杏子先生に後ろから手を束縛される。
ももさんはそのまま俺にキスをする。
ここにきて連携プレイか!
そこまでは想定していなかった。
完全に俺の負けだ。
俺は反抗することをやめてしまった。
どうせ乗り物に乗っている。できることも限られている。
俺の手の力が抜けたことを見計らって杏子先生も手を緩める。
ももさんとも杏子先生とも今日で最後だ。
今日の終わりには未知とのことをみんなに伝えて俺の青春は再スタートだ。
ももさんも杏子先生も最後の思い出としてこれくらいは仕方ない、目をつぶろうと思えてきた。
ももさんにキスされながらも杏子先生はうしろで俺を捕まえる、それでいいのかと思ってしまう。
!!
やっぱりきた!杏子先生は本当におれの下半身が好きなのか?さわり始めてきた。
ズボンの上なら仕方ない。
もちろんももさんのキスでおれの股間はビンビンだ。
杏子先生は堅くなった俺の股間をなでるように触り続ける。
杏子先生の手がチャックにかかる。
やはりそうきたか!
おれは自分の手で阻止に走る。
がしかし、その手をももさんが逃さなかった。
ももさんはキスをしながら俺の手を離さない。
!!!
ここでも連携するのか!
あっ!
杏子先生は両手を使い俺の股間をズボンとパンツから取り出す。
びよ~ん、パンツに引っかかっていた反動で
俺の股間は一気に外に飛び出す。
そのタイミングでももさんは舌を絡め始める。
「じょうくんのちょうだいね」
杏子先生が後ろから耳元でエロい声を出している。
杏子先生が体勢を変えて両手を使って俺の股間を触り始める。
「あ、あぁっ、、、」
杏子先生はもう俺の感じやすいところをドンピシャで攻める。
俺は一気に力が抜ける。気持ちよすぎる。
ももさんはおれがもう抵抗できない身体になったことを確認して押さえていた手を離す。
そして俺のシャツをめくり乳首を舐め始める。
「ん、んぐっ、ん~、ん~」
おれは声を殺すのに精一杯だった。
頭がおかしくなりそうだ。
ももさんが俺の手をつかんで誘導する。
誘導先はももさんのおっぱいだ。
大きく開いた胸元から俺の手がももさんの豊満なおっぱいに直接触れる。
柔らかい。マシュマロみたいだ。
杏子先生とは違う柔らかさだ。
顔を埋めたらさぞ気持ちいいことだろう。
俺は股間の先を触られるごとにビクンとして力が入る。
そのたびにももさんのおっぱいをわしづかみにしてしまう。
ももさんはそのタイミングで小さくあえぐ。
ももさんの乳首もコリコリして固い。
ピンと立っているのが手のひらに伝わってくる。
もう俺に理性はほぼ無い。
ももさんの乳首を触ろうとしたそのとき、
「ふあっ!」
おれは変な声をだしてしまう。
股間に触れる感触が手では無い!
急にぬめっと吸われるような感触を味わう。
「初めて舐められるのは気持ちいい?」
ももさんが俺の耳元でささやく。
杏子先生が舐めているのか。
先っぽがチロチロされる。
「あっ、あっ、だめ...」
おれはビクンビクンしながらも
舐められる気持ちよさに息ができなくなりそうだ。
「あん、いい」
ももさんは俺がビクンとするタイミングでももさんの乳首をつまんでしまうのに感じている。
ももさんのおっぱいを触りながら
乳首を舐められ、さらに股間も舐められる。
それもきれいなお姉さん2人にだ。
俺じゃ無くてもだれも耐えられるはずが無い。
「あっ、だめ。もうでちゃう」
杏子先生に向けて言う。
「いっぱいだして...」
ももさんが俺の耳を舐めながら息を吹き付ける。
「あっ、あっ、だめ...」
杏子先生のピストン運動が早くなる。
ももさんは俺の顔を両手でつかむ。
暗闇でも見える距離で俺の目を見て離さない。
「じょうくんのイき顔みせてね」
「あ~~、だめ、でる、でる、あぁっ!」
ドピュッ、ドクン、ドクン
ジュルルル、杏子先生は俺の液体を吸い上げえる。
ゴクン...
「あっ、だめ...」
杏子先生が吸い込む度に身体がイッたせいでビクンビクンととまらない。
「イッた顔かわいい...」
ももさんは俺にキスしながら頬をこすりつけてくる。
杏子先生が顔を上げる。
「ごちそうさまでした。じょうくんのおいしかったよ」
暗闇ですこししか見えなかったが杏子先生の声でうれしそうなのが伝わってくる。
「昨日トイレをのぞいたじょうくんのせいだからね」
杏子先生は耳元で小さな声でささやいた。
気持ちよすぎて俺は意識がもうろうとしているが
昨日トイレをのぞいてしまったこと、
杏子先生に精子をかけてしまったこと、
それを黙っていて欲しかったらこのことは内緒ね、といわれているような気がした。
「じょうくん、次はももの番だよ」
まだ続くのか、これが...
まあ、いいか。気持ちいいし。
俺は完全に心も身体もイッてしまっている。
「じゃあ、じょうくんの初めての童貞をちょうだいね」
そういうとももさんはガサガサとしはじめた。
口だけであれだけ気持ちいいんだ。
女に人の中に入ったらどれだけ気持ちいいんだろうか。さっきの余韻でぼーっとするけど
もう欲しくて仕方ない。
あっ。向こうの方が小さく光を放っている。
ついに新しい世界におれは行くのか。
ついにおれは大人になるのか......
…………………………………
あとがき
やはり☆レビューが必須です☆
どなたかよろしくお願いします。
週間ランキングにのらないと注目作品に掲載されない。゚(゚´Д`゚)゚。
優しい方、よろしくお願いします🥺
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