第344話 箱のジョークーストーリー

 KAC第3回お題は「箱」とかなりシンプルなものになりました。

 1回目、2回目と違いすぎて逆に苦しいとぼやく方が多い印象。私もその一人ですがw


 箱といえば、パンドラの箱と玉手箱あたりが二大巨頭かなと。どちらも開けてはいけない箱を開けてしまう話という共通点。

 それ以外だと、異世界ファンタジーで宝箱、SFでシュレディンガーの猫あたりはかなり数が出るだろうと予測して、スルー。


 二大巨頭に対抗して、必要な時には開けるべき箱として思いついたのが、「困った時に開けなさい」系のジョーク。元のジョークだと、封筒になってることが多いのですけどね。

 バリエーションは色々ですが、たいてい政治指導者だったり会社社長だったりが、代替わりの時に前任者から二つの封筒をもらいます。「困ったら開けて、中の指示に従え」とあるので、数年後困った時に一つ目を開けると「前任者のせいにしろ」と書いてあるのでその通りにして難を乗り切る。さらに数年後にまた困ったことが起こり、二つ目を開けると「二つの封筒を用意しろ」と書いてある、というジョーク。


 この系列で、開けてがっかりな話も考えたのですけどオチが上手く決まらず。じゃあ逆に、開けようとしていたけど開けなくていいやと思い直す話にしようと考えてできたのが『アイリスの箱』になります。

 https://kakuyomu.jp/works/16818093073317184797


 『兎とタンポポ』の主人公レオン(偽)くんの母と義父の馴れ初め話という、誰得な外伝(笑)

 しかし、ここでお母さんが「無理に後継ぎにしなくてもいいか」と考え方を改めたおかげでレオンくんは旅商人をやれているというターニングポイントだったりもします。


 さて、半端に余った「箱にバッファローの群れを入れる方法」を実践できる箱魔導士というネタをどう処理しよう……

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