第342話 ネコの置物の話
いつの間にやら猫の日記念の投稿期間も終わってしまいました。
まあ、1作書いたので大丈夫ですけどね。
で、書くかどうか迷っていたネタをこちらに回すわけです。
〇〇〇
既に書いてますが、実はこんな名前の割に猫を飼ったことがない私。
野良猫とかもいない地域で育ったのでちゃんと猫と触れ合った経験というのは非常に少ない。
でも、それを解消できるかも、というチャンスはあったのです。
まだ妻のビザが取れず、私が日本で妻がタイという別居状態だった時、妻は義母の家に身を寄せていたのですがそこに子猫がいたのです。
毎日LINE通話する時にも、よくその猫の話題になり。時々は電話越しに私と対面しておりました。
流石に日本に連れてくるわけにはいかないけれど、タイに行ったときはこの子猫と遊べるだろう、と期待していたのですね。
しかし、もうすぐ妻が日本に来れそうだという話をしていたころに、交通事故で子猫はあっけなく逝ってしまいました。
LINEで嘆く妻を慰め、私自身もちょっと気落ちしていたところに見つけたのが、亡くなった子猫によく似た置物。
私は早速、造花の花束を抱えたその置物を買い、妻を迎えるようにアパートの玄関の靴箱の上に乗せておきました。
日本についた妻も、すぐにあの子に似てると感じ取り、喜んでくれました。
その後、その猫の置物は我が家でずっと飾られ、今もひな人形の横に鎮座しています。
ひな人形を出すときに、棚の上の他のものはどかされてしまったのですが、猫だけは残すあたり妻も意識はしているのでしょう。
娘も、この置物を見るたびに手を伸ばして触ろうとします。
〇〇〇
とまあ、こんな話なのですが、どうにもオチが無いのと猫そのものの話ではないからどうしようかなーと思っていたら間に合わなかったのですね。
……そして、ひな人形を片付けてない事に気づきました。
しまうべきか、敢えてしまわないべきか……。
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