第325話 ケルコポルターガジェット

 一旦スルーと言っておいた黒歴史放出祭のネタを、未練がましく脳内検索していました。

 あるにはあるけど、語れないのが多いなぁ。

 だからこそ黒歴史なんですが(笑)


 そんな中で、語れるけれどもあまり黒歴史っぽくはないミスと、以前読んだ情報が結合。

 それがタイトルにしたケルコポルタです。


 ケルコポルタはコンスタンティノープルの城壁に有ったという門の名前。

 東ローマ帝国の首都であったコンスタンティノープルの城壁は当時の世界最強の城壁。1453年のコンスタンティノープル攻城戦にて、攻めるオスマン・トルコ側は長さ8m以上、口径75センチというバケモノ砲まで使ったのに落とせなかったのです。

 口径75センチがどれぐらいバケモノかって? 戦艦大和の主砲でも口径は46センチですよ。


 が、防衛戦を続けるある日の事、このケルコポルタ門の鍵を閉め忘れるという大ポカが発生。このせいでオスマン・トルコ軍の侵入を許し、東ローマ帝国は滅亡した……とされています。

 実のところ、ある歴史家の記録にそう書いてあるとのことで、それらしい門の痕跡は見つかっているけど、本当に閉め忘れが切っ掛けで東ローマ帝国が滅んだかどうかは不明とのこと。


 若干真偽は怪しいものの長年語り継がれてきたということは、物語としては面白いからだと思うのですよね。誰でもやったことがありそうな「扉の鍵の閉め忘れ」が「国家滅亡」という大事に繋がってしまうというところ。

 私の黒歴史っぽいミスも、鍵ではないけど閉め忘れが原因なので、そこが結合した要因。


 ・他にも閉め忘れが原因の黒歴史を持っている人はいそう

 ・作品ジャンル問わずにネタとして使えそう


 ということで、お題提案も「閉め忘れ」で行っちゃおうと思います。

 8に絡めたネタの方が採用率は高そうだけど、それはそれでライバルも多そうだし……

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