第294話 ヒゲの女ーキャラクター
ただのネコは週末だけヒゲがあります。
妻はヒゲがある方が好きといい、私はジャパニーズサラリーマン的にヒゲを生やすのは職場での印象的にちょっとなぁというところがあり。その折衷案ですね。
妻が好きなのは生え始めのヒゲのジョリジョリ感なので、定期的に剃ることになるこのやり方がちょうど良いのです。
歴史的に見れば日本や中国だと結構長い間「大人の男はヒゲを生やすもの」でヒゲの薄い人が気にして付けヒゲをしていた記述(豊臣秀吉など)があるわけで。
西洋の方だと、古代にアレクサンドロス大王ヒゲ剃りを広めたという話もある様子。もっとも、中世欧州はヒゲを生やしている方が多く、近代になってから「ヒゲが不潔なせいで病気になる」という話が出て、ヒゲを剃るほうが普通になり、現在に至っているようす。
なお、ヒゲを生やしていてもちゃんとお手入れしてれば、清潔面での問題はないそうなのでご安心を。
現代日本だとあまり伸ばす人も少ないので、フィクションのキャラを見てもヒゲ持ちはかなり少ない印象。
日本に限らないのかもしれませんが。『指輪物語』の世界だとドワーフは女性でもヒゲがある設定なんですけど、最近の映像作品で女性ドワーフにヒゲが無いと騒ぎになっていたり。
昔の作品だと、ヒゲのない女性ドワーフを出しつつ「ドワーフは女でもヒゲがあるとされたのは、外出時に危険を避けるために男に変装していたのが誤解されたのだ」なんて言い訳が書いてあったりしましたが、いつの頃からか気にもされず……。
逆に言うと、ヒゲのある女性ドワーフとか書くと、分かる人には分かってもらえるかも?
ちゃんと手入れして、編み込みとかアクセサリーをつけたりとかしていたら可愛いかもしれません。
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