第289話 タイトルの決め方―創作論

 短編賞創作フェス、第2回も参加しております。


 『私のではない花束』https://kakuyomu.jp/works/16818023211824920530


 早速★もいただきまして、ありがたい事です。

 平凡な人生を送ってきた私の体験なので、言うほど危機一髪ではないのですけど、なるべくそう見えるように切り取り方は工夫してみました。


 内容そのものは満足しているのですけど、タイトルは不完全燃焼。

 もう少しうまいタイトルがあるように思うのですけど、ひねり出すことができず。


 『異世界ライフスタート! の前に許可証申請はお済ですか?』の方も結構悩んでこのタイトルなのですよね。

 こっちは最初キャッチコピーにするつもりだったもの。タイトルは『転生許可証』とシンプルにしておいてキャッチコピーで攻めようかと思っていたのです。

 結局、転生でなくしたこともあってキャッチコピーをタイトルに横滑りさせたのですが。


 そもそも、私はタイトルをつけるのが苦手なんですよね。

 ファイル保存の必要があるので書き始める前に大抵仮タイトルはつけています。

 そして

「書いてるうちに何かいいのを思いつくだろう」

 と思うのですけど、書き終わっても結局思いつかず。

 できた作品にあったタイトルを、と書いたものを読み返しても思いつかず。

 最終的には締切的なものが迫ってきて「もうこれでいいや!」とそれらしいものを何とか付けておしまい。

 9割がたがこのパターンです。


 カクヨムで見ていると、やはりタイトルで悩んでいる作者さんはそこそこおられるようで。

 中には同じ作品を何度もタイトル変更している方もおられます。

 読者目線だとあんまり何度もタイトルを変えられるとどの作品かが分からなくなってしまうのですけど、作者目線で変えたくなる気持ちもよく分かります(笑)


 一度ぐらいは、タイトルを先に決めて書くとかもありかなぁなんて思考中です。

 そのタイトルをどうやって決めるのかがまた問題なんですが。

 創作フェス第3回の「秘密」でやってみようとAIさんに聞いてみたところ、5つ候補をあげてくれました。


「秘密の扉」

「秘密の箱舟」

「秘密の鍵」

「秘密の花園」

「秘密の森」


 「秘密の花園」は既にあるよね。

 念のために検索してみたら、扉、花園、森は商業作あり。

 「秘密の鍵」は最近のゲームのサブタイトルにあり。

 「秘密の箱舟」は無かったけれど、イマイチ惹かれず。

 やっぱり自分で考えた方が良いかな……

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