第273話 木道ーガジェット

 首都圏から関西への帰省となると、新幹線と飛行機のどちらが良いのかは悩むところ。

 個人的には新幹線派なのです。現住所も実家も空港から少し離れてしまうので、鉄道の方が便利な印象があるのですね。

 しかし、今回は妻から「飛行機の方が速いんじゃないの?」と言われ、しっかり調べて検討。

 結果的には時間面でほぼ同レベル、価格面で新幹線優位でした。

 ただ、これは赤ちゃんが一緒なので荷物も多いし、早朝・深夜フライトは避けたいという飛行機側に不利な条件を色々つけた状態での比較。

 LCCの早朝フライトでも何も問題なかった独身の頃は飛行機使っておけばよかったかなとちょっと後悔しています。


 しかし、新幹線はもちろんとして、それ以外でも鉄道には鉄道のロマンがあるわけで。

 でも、私のメインとする異世界中世風ファンタジーだと鉄道はちょっと早すぎるよね……と思っていました。

 調べてみると、古い鉄道としては蒸気機関車のイメージが強いけど、16世紀ごろには木のレール上を走る専用の馬車が鉱山で使われていたとのこと。

 これなら、中世風ファンタジーの技術力で十分やれるなぁと考えを改めました。

 もちろん、遠距離までの線路を引くのは資本力や政治的な問題もあるわけですが。

 領地経営もので「自領内の産業拠点を鉄道ならぬ木道で結んで効率アップ!」ぐらいなら魔法にも全く頼らずスタートできますね。


 拙作『魔女と聖女はすれ違う』でも主人公クーシンが馬車の改良にチョコチョコ取り組んでいますが、こっち方面に発展させてしまうのも入れていこうと思います。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る