第261話 説明の難しさー創作論
最近はすべり台がお気に入りの我が娘。
公園でも延々滑っているので、雨の日でも遊べるようにと家の中における赤ちゃん用のすべり台を購入しました。
オンラインストアのレビューを見ると、組み立てが大変というコメントが多かったのです。
とはいえそこまで部品点数も多くなさそうだし、何とかなるだろうと高をくくって発注。
実際に届いたものを組み立てた感じだと、組み立て説明書がすごく出来が悪いのが原因。
ネジの絵が頭の方ではなくてネジの棒だけ見える角度で書かれているので、六角レンチで締めるネジだと分からない。しかも組み立てには2本必要で実物には3本パックされているのに説明書には1本と記載。
左右で一対になってるパーツが説明書では1種類扱い。
実物のパーツにはちゃんとA,Bって振ってあって左右が分かるようになってるのに……
「パーツ①をパーツ②の上に置き、②の下からネジでとめてください」と書いてあるのですが、組み合わせると160cmになるパーツの下からネジ止めするなんてできません。
実際に出来る方法はパーツ①とパーツ②をはめ合わせてひっくり返し、ネジ止め。しかも、この時ちょっと浮かせておかないと自重でパーツのかみ合わせが少しズレてネジが入らない。
組み立てると結構しっかりした造りなので設計・製造はしっかりしてるんですけどね。
説明書を作る人が、あまり考えずにやっちゃったんだろうなぁという感じです。
小説においても、作者が色々設定だとか状況だとかを考えていても、読者にそれを上手く説明しないと読者の方は戸惑ってしまいます。
しかし、作者は設定等についてよく分かっているので、「この程度の説明で大丈夫だろう」と思ってしまいがちなんですよね。
分かっていない人に分かるように説明するというのはかなり難しい事……というのを何度も学んでいるのですが、未だに上手く行かない時はいかないものです。
この辺り、作者自身では分からないものなので、もし私の作品を読んでいて「なんかイマイチ書いてある意味が分からないな」と思ったら遠慮なくコメントお願いします。
ちなみに、組み立てたすべり台は娘も妻もすっかり気に入ったようで。
……耐荷重足りてるとはいえ、なんで妻が3度も滑ってるのやら(笑)
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