第230話 誤植なんてないさーストーリー

 ♪誤植なんてないさ 誤植なんて嘘さ

  寝ぼけた編集長が 見間違えたのさ

  だけどちょっと だけどちょっと ページ数が減っちゃうな

  誤植なんてないさ 誤植なんて嘘さ


 娘のために子供向けの歌の動画を漁っていて、ふと昔の替え歌を思い出しました。

 中高時代のサークルでは毎年文化祭合わせで同人誌を書いていたのですね。小説ではなくゲームの攻略だったり、マンガへのツッコミだったりと好き放題な感じでしたが。

 かなり文字を詰めたレイアウトかつ2冊だしていたので、字数も多い。その結果、誤字脱字もしばしば。

 それゆえに上記のような替え歌がでてくるわけですね。


 誤字にも色々パターンがあって、対象と対照とかは、読みは分かっているけれど文脈によって適切な漢字の方を選べないパターン。


 逆に、漢字は分かってるけど読み方を間違えてるというのもありますね。

 かつては「ふいんき(なぜか変換できない)」ってネタが有名でした。

 最近だと、変換ソフトの方で対応しちゃって、ふいんきで雰囲気に変換できることもあるので。


 最近何度か「敬遠する」が入りそうな文脈で「嫌煙する」と書いているのを見るのですが、これは上記2つが混ざってる感じでしょうね。どちらも、対象を避けたいという意味ではちょっと近いですし。


 また、外国語を日本語転写するときの表記方法でミスすることも。

 色の表記でヴェージュと書いてあるところがありました。

 vocalをヴォーカルと書くようなv音のヴ表記に引きずられたんだろうなぁと。ベージュのつづりはbeigeだから、べで良いんですけどね。


 私が実生活で困ってるのは粉体と紛体。

 お仕事で使ってるのは粉のものなので粉体が普通正しいのですけど、調べてみると

「色々なものが混ざった粉を紛体と表記することもある」なんて書いてあるサイトもあって。

 紛らわしいんだよぉ!


 しかし、誤字したものから新たに意味を作り出す、というのは面白いかもしれません。

 とりあえず、ウリアッ上を使うザンギュラから考えてみるか……

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