第193話 神を愛する悪魔ーキャラクター
悪魔は神の敵だとされることが多いのですが、悪魔も神に作られて神の目的のために働いているという考え方もあります。
そうでない、悪魔は神の敵なのだとすると
・神が全てを作ったわけではない
・神は自分のコントロールできないものを作ってしまった
のどちらかなって神の万能性が疑われるわけですね。
ただ、神が悪魔も作ったとなると神は善とは言い切れない事になってしまう、というジレンマもあり。
ユダヤ教やイスラム教あたりはその辺を割り切ってる、つまり悪魔も神に従っているのだとする感じがあるのですが、キリスト教だとこのあたりは考え方が分かれるようで、調べていると面白いところです。
細かい所はさておき、『神のために働く悪魔』というところをクローズアップして、神、というかイエス・キリストに相当する預言者に対して個人的な愛情を抱いている悪魔のキャラをTRPGでプレイしたことがあります。
「俺が一番あの人の教えをよく分かっているんだ」と信じ込み、表向きは牧師として自分の勝手な解釈による教えを振りまいているという設定。
『愛』の解釈からズレているので彼が説く教えも間違っており、本人は預言者=神の教えに従っているつもりなのに、結果的には「人間が正しい信仰に至るのを妨害する」という悪魔の役割をちゃんと果たしているというややこしい人。
小説に取り込もうかとも思ったのですが、個人的には一神教世界をあまり書かないのですよね。ファンタジー的には多神教世界の方が使いやすくって……
『魔女と聖女はすれ違う』だと東方領は中華風なので違うけど、西王国は一神教。とはいえ、今後の展開的に悪魔はあまり出したくないなぁというところもあって、悩みどころです。
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