第175話 チープな武器ーガジェット
土曜日ですから、土曜日な話題ですよ。
今や週休二日制もすっかり定着し、金曜の夜の方が遊びに出る人は多いように思いますが、かつては土曜の夜こそが夜遊びの時間、だったはず。
私が夜にはちゃんと寝る子供の時代から週休二日制は始まってるので、個人的には土曜の夜の街に遊びに繰り出した事なんてほぼないんですけどね。
で、盛り場でお酒を飲むと喧嘩を始める連中はある程度いるわけで。そういうところで使われていた拳銃を総称してサタデーナイトスペシャルと呼ぶのです。
スペシャルなんてついてますが、実のところ安物。小さめで携帯しやすいけれど、素材的にも加工精度的にもお粗末で一発目から暴発してもおかしくないような代物です。
そもそも、銃がスペシャルなのでなく、負傷者を治療する医者が「土曜の夜はスペシャルに忙しいな」とぼやいてたところからついた名前だそうで。
現実には、「仮に銃を持つとしてもそれは止めとけ」というべきアイテムですが、創作的には銃でなくとも敢えてチープな武器を使うキャラもアリだなと。
異世界ファンタジー系だと、最初から特別な武器だったり、強力で特殊なものに持ち替えていったりが多いのですが、それの逆を狙うわけですね。
誰でも手に入れられる安物で大きな成果を上げるということは、それだけ腕前がすごいんだという使用者アゲに使えるわけです。
ただ、あまり使用者が強い事にするとそれこそ『ダイの大冒険』でロン・ベルクがぼやいていたように「ヤツはナイフ一本握ったって強くなるんだ」と白けかねないのでさじ加減が大事ですね。
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