第167話 男の未来は二つしかない―ストーリー
豊かな未来か、輝ける未来かだ。
うん、名言じゃなくてジョークです。主に頭部の。
私自身は豊かな未来のタイプ。両祖父ともに90代半ばで亡くなるまで、それなりにありましたし、父も70代後半になりましたがふさふさです。
歴史上でハゲていた人物を探すと、9世紀の西フランク王シャルル2世の異名が禿頭王。
ただし、ハゲていたと断言できる資料はなく、同時代のライバルから頭髪に関して悪口を言われた記録も無いそうで。本当に禿げていたのかどうかで本が書かれる人ってのもそうそういないでしょう。
他にもロシアの最高権力者はハゲとふさふさが交互に就くという法則があります。Wikipediaにもページがあるぐらいの有名さ。
ただの偶然、だと思うんですけどね。
創作のネタとして考えると、人の肉体的特徴をからかうのは今の世には向かないので、ちょっと扱いづらいですね。
しかし、それなりの割合で存在する人を作品に全く出さないというのもおかしな話。
自然と紛れ込ませておくという扱いが良いのかなと思っています。
あるいは、預言者エリシャ並みにしっぺ返しを食らわせるか?
旧約聖書には、預言者エリシャをハゲとからかった子供たちが、呪われて熊に殺されるというエピソードがあるのです。
からかうのを戒めるエピソードとしてはちょっと強烈すぎますが……
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