第140話 誕生日の前日ーストーリー
🎵君はいつに歳をとる
明日、それとも今日
明日はうちの娘の1歳の誕生日。妻がウキウキと準備をしています。
なんで誕生日当日でなく前日にネタにするのか、というのが今回のキモ。
日本の法律上、年齢が加算されるのは誕生日の前日の午後12時です。
午後12時というと日付が変わるその瞬間なので、誕生日になった瞬間には歳をとっているという認識でほぼ大丈夫なんですが。
しかし、法律上の扱いで『ほぼ』から外れてしまう事は実際に起こります。
例えば、学年の問題。
日本は3月31日の時点で満N歳になる人までが早生まれとして上の学年に入るシステム。
4月1日生まれの人は3月31日に歳をとっているので早生まれ扱いになります。
逆に、2月29日生まれの人は4年に1回しか誕生日は来ませんが、毎年2月28日が終わった瞬間に歳をとっているのでご安心を。
誕生日で歳をとるタイプの数え方は満年齢と言いますが、日本や中国など東アジアでは、数え年という年齢の決め方が歴史的に使われてきました。生まれた時点で1歳で、その後新年が来るたびに+1していくという数え方ですね。今では使われていませんが、戦国武将の年齢とかを確認する時に、地味に関わってきたりします。
なお韓国ではこの6月まで、満年齢、数え年、数え年の最初の年齢を0歳にしたもの、と3種類の年齢計算法が混在していたけど、満年齢に統一する事にしたとのこと。
数え年は満年齢より+1〜2歳されるので、若く優秀なキャラにさらなる箔付をするには使えるかも。
「10歳なのにこんなに賢いなんて……小学校4年生でしょ?」
「いえ、数え年で10ですから」
「もう一個下ってこと⁉︎」
とこんな感じで……
『魔法先生ネギま』でやってましたね、うん。何故イギリス人が数え年を使っていたのかは謎。
話を戻して、誕生日の前日に歳をとっているというのは契約系で大事になるので、悪魔との契約で悪魔を騙すネタに使えるかも、なんて考えてます。
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