第127話 世界の中心に行く能力ー世界設定
かつて片山恭一の『世界の中心で、愛をさけぶ』という小説が流行ったことがありました。
調べたら2001年に初版刊行。……そんなに前だったか。
オジサン感想はさておき、世界の中心って何だろうと考えた事があるわけです。
中心と言えば円の中心。
円の中心は、円上の全ての点から等距離にある点の事です。
これを応用すると、世界の中心は世界の全ての地点から等距離にあるどこかの事です。
円の中心は円上に無いように、世界の中心も世界の中のどこかにはありません。
この世界のどこかではない=異世界でありながら、この世界と密接な関係を持つ場所。
そこに行くことが出来るなら、戻ることが出来るはず。そして、世界のどの地点も世界の中心から等距離にあるので、移動の労力は同じ。
つまり、一歩で世界の中心に行ける人は、もう一歩踏み出して世界の別の場所に行くことが出来る……あれ、一種の瞬間移動じゃね?
ということで、いつか『世界の中心に行く能力』の持ち主である瞬間移動能力者を書きたいなぁと思って放置中。
元々は『二歩歩いて瞬間移動する能力』だと思って使っていたのだけど、ある時ふと「あ、これ途中で立ち止まれるぞ」と気づいて世界の中心の存在を知る、という展開で考えていたのですが、世界の中心そのものの設定が定まらないのですね。
中々存在に気付かなかったので、多分ほとんど何もない空間なのでしょうけど、完全に何もないのではドラマにならない。
何があるのか、あるいは誰がいるのか……むぅ。
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