永遠と一日だけ

第124話 嫁入りからのセカンドライフーカクヨム研究

　久々にカクヨムの最新情報をチェックしたら、「嫁入りからのセカンドライフ」中編コンテストをしているそうです。

　嫁に入らないタイプのキャラは数パターンストックがあるのだけれど、嫁入りからというのは考えたことが無かったなぁと思いつつ、応募要項をチェック。

　ざっとまとめると、

　・ターゲットは30代～40代女性

　・女性視点で、嫁入り後の主人公の活躍を楽しむ作品。

　・溺愛系、異世界系推奨

　・恋愛成就で完結する作品、現代世界だけの作品はレギュ外

　ヤマザキコレの『魔法使いの嫁』的なのが狙いなのでしょうか。

　うむ、あれは昏くて怪しい感じの魔法が丁寧に描かれていて、とても好きです。

　他に嫁入りから始まる話として記憶に残ってるのは柳原望の『お伽話を語ろう』のシリーズ。90年代半ばの少女漫画です。

　舞台は戦国時代で、大国の姫である主人公が、隣の弱小国に嫁ぐところから始まる物語。……まあ、旦那の方は戦で留守なんですけどねｗ

　主人公を中心としてメインキャラの感性が現代寄りすぎるのがちょっと引っかかる所ではありますが、決して甘いだけの話ではないのが良い。

　後は、ちょっとズレるけど嫁入りで大きく立場が変わったのとしてはゲイル・キャリガーの〈英国パラソル奇譚〉シリーズ。主人公のアレクシアはオールドミスの英国貴婦人で、家族からもちょっと厄介者扱い。しかし1巻ラストで人狼の伯爵と結婚して女王の相談役に就任と大出世。以降、人狼団の過去のいざこざを解決したり、妊娠したまま欧州駆けずり回った後、臨月なのに大立ち回りしたりと大活躍です。

　そもそも、私は嫁を貰って大きく環境を変えさせた方だから、立場が逆なんですよね……。

　文化が違う国というのは半分異世界のようなものと思ってるので、結婚後にタイに住む方を選んでいたら、何かネタを拾えたかしら。

　思いつかないということはそもそもインプットも足りていないと思われるので、応募作を何作か読んで勉強しようと思います。