第123話 世界四大珍獣ーガジェット
娘のために「こぶたたぬききつねねこ」を歌っていると、妻から質問が。
「タヌキって何? ポンポコポンって何?」
……タイにはタヌキいないのね。
動物のタヌキ&信楽焼の写真を見せ、昔話の中では腹鼓を打ったり化けたりするんだよということを頑張って英語でお話ししました。ちゃんと伝わったかどうかは自信ないですが。
タヌキは日本人にとってはなじみ深く、創作でもいろんな言葉でも使われています。
しかし実は日本・中国・朝鮮半島あたりにだけ生息する世界的にはレアな生物。
日本の動物園がシンガポールの動物園にコビトカバが欲しいと打診したところ、「タヌキと交換ならいいよ」と成立するレベル。
コビトカバは西アフリカに現存3000頭程度しか残っておらず、世界三大珍獣に数えられたりする生き物なんですけどね……
もっとも、毛皮目的で旧ソ連に導入されたタヌキが東欧から生息域を広げて、イタリアとかでも姿が確認されてるとか。
あと、日本人が創作ネタで使うもんだから、海外オタクに想像上の獣扱いされてることもあるとかないとか。
そんなこんなで、自作にもタヌキネタを取り込んでみました。
『魔女と聖女はすれ違う』
https://kakuyomu.jp/works/16817330658455237705
中国風の領地出身の主人公、いつの間にか西洋系の聖女と王太子様にタヌキを献上する流れになっています。
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