第119話 棍棒カニーモンスター

 娘の歌の絵本で複数冊に入っている『エビカニクス』という歌があります。

 エアロビクスをイメージした子供向けのダンスソングですね。

 私は娘に買ってあげた絵本で初めて知ったのですが、Youtubeの公式動画だけで再生数1億回突破となると、かなりのビッグタイトル。

 この歌詞の中に『(エビとカニが)日本人なら大好きさ』とあります。それ自体は否定できないのですが、いやいや、タイ人もすごいよ?


 かつて、会社の先輩(日本人)とその彼女さん(タイ人)と一緒にご飯に行ったのです。

 ビュッフェ式の鉄板焼き屋だったのですが、彼女さんが取ってきたお皿は1枚に普通の肉と野菜が、もう1枚にはエビだけが十数匹乗せられていました。

 これを妻に話すと、反応は「私も行きたい」……エビの量はツッコミどころではないようです。

 まあそんなこんなで、妻がエビカニ大好きだと知った姉が時折カニを送ってくれるようになったので、今日の晩御飯はカニです(自慢w)


 ファンタジーだと既存生物はモンスターとして巨大化するのが常。

 巨大化ついでに、ハサミではなく棍棒的な脚の発達をした棍棒カニクラブ・クラブなんてどうだろうと思った次第。

 外骨格なので、同族との縄張り争いではハサミより棍棒の方が有効だと思うんですよね。

 カニはcrabで棍棒はclubなので綴りが違うんですが、カタカナならどっちもクラブだし。


 なお、オーストラリアのクリスマス島ではクリスマスアカガニが数千万匹いて、繁殖期には森から海岸まで大行進するそうです。動画で見るとかなり壮観。

 棍棒カニもそこまで大きくせずに、大量発生して通行ルートの全てを叩き壊していく、なんてのでもありでしょうか。

 うっかり巻き込まれると酷い目にあうので、障害物を排除して多くは素直に海に行けるよう誘導、ルートからそれた一部のカニは狩られて近隣住民のお腹に収まる、という一種の風物詩になってたりするのも良さそうです。

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