第99話 二重人格付喪神ーキャラ

 第99話なので99に因んで九十九神、あるいは付喪神のお話を。

 百年の年月を経た道具が精霊を得て変化したという、道具系妖怪の事ですね。

 もっとも、もとは道具に限らず年を経た動物なども含めてつくも神だったという説もあるようですが。


 昔、TRPGのGURPS妖魔夜行で色々な付喪神を作って遊んだものです。

 そのころ友人らと話していたのが

 「メイドロボを百年使うと付喪神になるのか?」

 ……なんでメイドやねん、というツッコミはご遠慮ください。そういう時代だったのさね。

 もうちょっと一般化するなら、AI搭載のアンドロイドか。

 アンドロイドのAIの意識と、付喪神の妖怪としての意識で二重人格っぽくなるんじゃないかとかそんな話をしていました。


 ゲームとしては表しにくい設定でしたが、小説にするにはありかなぁと。

 AIと付喪神に限らず、長寿種族だと身の回りの道具が付喪神化することもありそうですね。

 例えば、若いころに片腕を失って義腕を付けることになったドワーフが老成したころ、義腕に意識が宿って……なんてのも面白いかもしれないです。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る