第97話 カラーボールーガジェット

 竜田川が緑に染まってしまいました。

 せめて唐紅なら歌の通りであったのに。


 真面目に解説すると、奈良県生駒市の竜田川に染料が流されて、川の水が真緑に染まった状態だとのこと。

 竜田川は古くから紅葉の名所として知られ、百人一首にも二首、竜田川を題材にした歌が選ばれています。

 そのうちの一首、在原業平の歌が竜田川が紅葉で唐紅に染まったように見える景色を歌っています。

 余談ですが、料理の竜田揚げも竜田川の紅葉のように赤く見えたのが語源という説が。


 染料がほぼ特定されていて、環境影響の少ないものであるのがせめてもの救い。自分の仕事的に、化学物質の河川流出は他人事ではないので気をつけたいところですね。


 さて、染料を使う、現実にもある武器として、防犯カラーボールがあります。……というか、私が武器と勘違いしてたのですね。

 モンハンのペイントボールの影響もあって、犯人に直接ぶつける物だと思っていたのです。

 実際には、人間に狙って当てるのは難しいし、人体に当たっても割れない可能性があるので、犯人の足元を狙って確実に割り、液の飛沫を当てるのがいいそうです。


 でも、創作ならプロの使い手に渡して、顔に当てて目潰し狙いという手も。更には唐辛子的な刺激物も混ぜれば、当てられた方は冷静では居られないはず。

 そんな攻撃的カラーボールもアリかなと考えて見たり。

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