第81話 黄金山羊ゴルゴラドンーモンスター
ゴルゴラドンは黄金の毛を持ち、翼を生やした山羊のように見える強大な魔獣です。最大級の個体ともなると、トロールを一撃で踏み潰したという目撃情報もあります。
強力かつ長寿である代わりに繁殖力は低いようで、雷鳴山近辺に十数体確認されているのみ。
ゴルゴラドンの黄金の毛は細工物の素材として珍重されますが、雷鳴山を支配しているドワーフ王国ゴルゴラがゴルゴラドンを保護しているため、入手は容易ではありません。
毛を刈る際は、決してゴルゴラドンを殺さないこと、傷つけた場合は治療を済ませてから離すこと、刈った毛の半分を王に寄贈することが義務付けられています。
なお、ゴルゴラドンの毛を王に寄贈したドワーフにはゴルゴラの称号を名乗る事が認められます。ゴルゴラ王国内では勇者と扱われますし、王族でもゴルゴラの称号を持たない者は継承権が無いものと扱われます。
というオリジナルモンスターとその周辺設定。細工物の素材としてマニアにだけは珍重されるけど、狩るのがものすごく面倒で旨みが少ないモンスターとして考えてます。
特に、殺してはいけないのである程度の手加減が必要かつ、上手く倒して毛を刈ったあとは、治療して体力満タンになってるゴルゴラドンから大量の毛を抱えたまま逃げないといけないというマゾ仕様。
ベースはギリシャ神話の黄金の毛を持つ羊。羊そのままではな、と山羊に変えたところ、『三匹の山羊のがらがらどん』が勝手に結合。名前もゴールド+がらがらどんから。
字面が妙にいかつくなったのがちょっと懸念点。話の本筋に絡めるわけではないので、もうちょっと大人しめな方がいいかな?
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