第80話 陰謀と陰謀論ー創作論

 陰謀が好きです。

 でも、陰謀論はイマイチ好きではない。ネタにするために読むのは読むのですが。


 何が違うかというと、整合性もですが、やってる人の必死さでしょうか。

 例えばアポロ陰謀論だと、アメリカ自体はもちろん、当時宇宙開発で競り合っていたソ連、世界中で観測していた天文家たち、その後の宇宙開発で月に迫った中国・インドなど全部に口止めさせられる能力があることになります。そんな超強力な黒幕が写真修正だけはミスだらけってのもおかしな話ですし、そもそもそんな権力あったら陰謀やる必要がないだろ、と考えて醒めてしまうんですね。


 なんでもできる権力があれば、陰謀ではなく表立って進めてしまえばいい。逆にいうと、バレてしまうと何とか出来なくなってしまう程度の力しか無いから、陰謀をするのだと思うわけです。

 力は足りないが、結果は欲しい。だから、運を天に任せたり、ハッタリを駆使したりしつつも陰謀を進める。そんな陰謀家たちが良いと思うのですね。


 まぁそんな感じで、可愛い目的のために頑張る陰謀話を書いてます。

『司祭長猊下の輝かしき勝利』

https://kakuyomu.jp/works/16817330658775877785


……言うほど陰謀してないか?

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る