第58話 AIに職を奪われましたーストーリー

 ざまぁ系とか追放系と言われるタイプのストーリーがあります。

 基本的にファンタジー世界の冒険者のパーティーが主となり、そのメンバーの一人が主人公。

 主人公はちゃんとパーティーに貢献しているのだけど、他のメンバーの大多数からは貢献していないとみなされてしまい、パーティーを追い出される。

 その後、追い出された主人公は、主人公の能力をちゃんと評価してくれる新たな仲間を得て大成功。追い出した方のパーティーは主人公の貢献が無くなったせいで大失敗して落ちぶれるという筋書き。


 ポイントは、主人公は追い出される前からちゃんと役に立っていた事と、積極的に前のパーティーに害を与えない事だと思ってます。

 積極的に害を与えると、復讐ものの方に変わってしまいます。

 追い出される前が本当に役立たずだと、追い出されて当然。大概、別のパーティーに拾われた後で能力の使い方が拡張されるのですが、そのインパクトを増すために能力拡張前を弱くすると、これをやってしまいやすいのかなと。

 主人公はちゃんと貢献してるのにそれが見えにくいという事で、サポート系かタンク系の事が多い様子。


 既にジャンル成立するぐらいに多数出ているので、素直な後追いよりはちょっとひねった方がいいかなという事で前衛アタッカーが追い出される展開を考えてみました。


 普通はちゃんとダメージを出してれば役に立っているとされるので、追い出されにくいはずの前衛アタッカー。

 しかし、同じようにダメージを出して、なおかつ安い存在がいると、立場がすごく脆くなるはず。

 つまり、AI操作のロボットとかゴーレムとかが前衛をしてくれる様になった時ですね。

 AIに職を奪われるという現実でも迫っている脅威を一歩先取り?するのがネタ的に美味しそう。

 問題は、最終的にどこに落ち着けるか。AIの反乱はベタすぎる気がしてちょっと……


 

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