第49話 こんな死後の世界は嫌だ-世界設定
49話目です。
49と言えば四十九日。亡くなられた方に閻魔大王から審判が下り、あの世での行き先が決まる、とされますね。
現実における死後の世界がどんなものか、というのは宗教家やスピリチュアルな人がもっともらしく語ってくれます。重なる内容もあればまるで矛盾するものもあり、どれが正しいかは行ってみるまで分からない感じですね。
異世界ファンタジーだと神様が実在していたりするので、結構事情が変わってきます。
ダンジョンズ&ドラゴンズだと、死者の魂は各々の信じる神の元に行く事になっています。これだけだと「まぁそりゃそうでしょ。別の神様のとこに行っても困るし」ってな感じ。
しかし、この世界の神様は生きている信者に命令して自分の計画を手伝わせたりもします。
つまり、神様に命じられて計画の一部を実行していたけど、敵対組織に負けて殺されて神の元へ行く事もある訳で……大失敗を上司に直接報告させられると思うと胃が痛そう。
善の神様なら「仕方ないな。お前はよくやったよ」なんて労ってくれるかもしれませんが、悪で拷問大好きな神様とかもいるので……。
こんな世界設定なので、悪の神から命令を受けて動いている悪の信徒は、例え拷問されても計画を漏らすような事はしないんだとか。
「俺がここで計画を漏らしたせいで計画失敗したら、ウチの神様が俺に何するか分かるか? オメーらの考えつくどんな拷問より酷いに決まってる」
となるわけですね。
いやはや、神の元に行けるというのも楽ではない。
現実だと結構ゆるい信徒というのも多いものです。
私自身、一応仏教徒ですけど適当ですし、「日本にいた間はお酒飲んで豚骨ラーメン食ってたよ。自国じゃやらないけどw」ってイスラム教徒とも実際会った事があります。
神が実在する世界だと、こういうのもやりにくいのかなと思うとちょっと残念ですね。
現実世界にも神がいないと決まった訳ではありませんが……
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