第36話 スペル・スティール-魔法
我が家には可愛いメガネ・スティーラーがいます。
メガネ・スティーラーは身長約80センチ、体重8キロ弱の可愛らしい人型。自力歩行はできませんが、可愛らしい仕草で近づく人を魅了し、顔を近づけさせたところで、可愛くも的確にメガネを狙ってきます。
メガネをとった後はしばらく表面を可愛く触った後、ツルを可愛く食べようとしますので、食べられる前に取り返す必要があります。もっとも、取り返してかけ直すとまた可愛く狙われるのですが。
うん、娘の可愛さ自慢はこの辺りにしましょう。
ファンタジー基本四職業と言えばダンジョンズ&ドラゴンズの昔から戦士、盗賊、魔法使い、僧侶と決まっています。
その中でも作品によって扱いが変わりやすいのが盗賊の盗む能力。やり込みに必須級という作品もあれば、仕様の罠にハマってほぼ無意味なんて事も。
個人的に印象深いのは『ダンジョン商店会〜伝説の剣はじめました〜』
商人魔女がダンジョン隣接の街でお店を開くゲームなのですが、盗む系+特定シナリオクリアで副題通りに伝説の剣(ついでに鎧も)が量産できてしまいます。
カッコいいオモチャを買いに来た近所のガキに伝説の剣を売りつける魔女も魔女だし、普通に買っていくガキもガキ。
それはさておき、盗むものも形あるものである必要はないよねと。
あなたの心を盗んで行った怪盗3世の話ではなく、魔法を盗む盗賊です。実はダンジョンズ&ドラゴンズの上級職にスペルシーフという魔法を盗む盗賊がいるので、それに影響されています。スペルシーフはD&Dのシステム上、魔法使いがその日使うためにあらかじめ準備した魔法を盗む形。
それではちょっと映えないと思ったので、呪文詠唱中に声真似をして魔法の範囲や対象を書き換えちゃうのはどうかなと。
最近のラノベだと詠唱をちゃんとやってるのが少ないのが微妙ポイントかなー
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