第17話 メリーさんアレンジ-キャラ

「今さら誰か呼んだって、間に合うわけがねぇ。大人しく死になッ!」

 男が引金を引く寸前、なんとか通話ボタンを押すことはできた。

 最初のコール音が、轟音にかき消される。短機関銃の銃声と、金属同士がぶつかり合う音で。

「『もしもし、私メリーさん』」

 スマホと背後から二重になった声が聞こえる。

 声が聞こえるという事は、僕はまだ生きてるって事だ。身体のどこにも痛みはない。

「『今あなたの後ろで、あなたの背中を守ってる』」

 振り返えるとそこには、機動隊のような盾を構えた長身の美女が立っていた。

 メリー。│騎士たる悪夢the “K”nightmare メリー。電話一本で即座に現れる、最高のボディーガードだ。


 昨日のネタを書いた後で、そういえばボディガードキャラのネタもあったなと思い出したので、今日はコレで。


「今、あなたの後ろにいるの」で有名な都市伝説のメリーさんは、割とイジられ系にされてる事が多いので、あえてカッコいい系にアレンジしたら……という思考。

 都市伝説が実在して、なおかつ割と世俗的な世界観でないと出せないので使い所が難しいのが難点。


 メリーさんネタとしては、破城槌を構えたメリーさんも構想はあったり。

♫Mary had a little ram

って綴りが違うわっ!

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