作品の中断と再開そして完結まで
この物語は、執筆の開始から完結までに2度にわたって長期間の中断を挟んでいる。カクヨムに投稿したのはある程度話が終わりそうになってからなので痕跡は見えないが、初投稿したアルファポリスでは可視化されている。
最初は第6話「二人」から第7話「都市」である。実に8ヶ月も空いてしまっている。この中断のきっかけは、まずアルファポリスにおけるR18小説の大量削除事件でメンタルに大打撃を受けたのがきっかけだが、単純に展開に詰まったというのもその理由。ライラとのいちゃいちゃ道中は楽しく書けたが、そのさきの展開をほとんど考えていなかったためである。
2度目は、第20話「幻影」から第21話「静寂」までの5ヶ月である。このあたりは前半の山場となる大規模なバトル展開の直前で止まったことになる。どう書けば盛り上がるかを考えているうちに飽きて他のことを始めてしまったパターンだったと記憶している。あるいは戦いの結末は早期から思い浮かべていた一方で、そこに至るまでの展開や、その後の物語が思い浮かばなかったような気もする。
ちなみに、このタイミングでカクヨムにも載せるようになり、第22話「襲撃」まで1ヶ月の小休止が入った後は、ほぼノンストップで完結まで走ることができた(後半部分は、アルファポリスには完結後にまとめて掲載)。最後の方は文章のほうから振ってきたとでも言うか、非常にスムーズに筆が進んだのを思い出す。
以前、小説を読んでいただいた方から「2度も中断していたのに完結したのはすごい」と言われたことがある。なぜ完走できたのかは自分でもはっきりわからないのだが、もともと物事を気長に構えるのが得意な性質はあったのかも知れない。たとえばテレビゲームなどでも1年以上中断してから再開したことが何度かあり、小説執筆もそれと同じだったのかも知れない。
これを読んでいる方の中には、自作の物語の続きが書けずに悶々としている方もおられると思う。何年かかっても構わないので、気長に完結させていただけたらな、と思う。
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