3章エピローグ

「みーつもーとくんっ!」

日菜は光本に呼びかける。

「上野さん。どうしたの?」

「日菜でいいよ〜!前に神くんの仕事を体験させてくれてありがとね!新しい友達ができたよ!」

友達というのは、先週末の彼女のことだろう。

「いやいや、こちらこそありがとう。…でも、日菜はその、大丈夫か?」

「ん?あー、大丈夫!心が繋がってるし、離れていないと同然だと思ってるよ!それに90年後にまた会えるから大丈夫だよ!」

「そっか。」

「それと神くん。さっき私を日菜って呼んだでしょ。…ちょっとドキドキしたなあ。あはは」

すると光本の肩に日菜ではない他の手が乗った。後ろを振り向くと静かな笑顔でいる結だった。

「…ねえ、神。日菜を名前呼びしたよね。」

結の圧が凄い

「あ、いや…。ええと、すみません…」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る