第14話 旅の夜

旅人は

いつの時も

出会う季節を感じ


移ろい行く

時の流れの中で


巡り合う人を愛し

その街に思いを馳せる


焚き火燃える

夜空の下で


空を見上げれば

気配を失くした精霊の森では

月明かりの届かない大地で

命が歌い出す


何かを追いかけようと

願った星空の下


輝き出した星屑の一つに

帰るべき場所を知る

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