第4話 砂遊び



少年達が

広場でボールを追いかける

遊び疲れることを知らないかのように


ベンチでは

少女達が

何が可笑しいのであろうか

含み笑いをしながらふざけあっている


幼子は?と言えば砂場で何やら作っている

真剣な目をして

何を作っているのだろうか


そんな光景を見ながら

私は一人

ブランコに揺られている


ふと気が付けば

どうも独り笑いをしていたようで


周りから見れば

春の陽気に誘われ公園にやって来た

夢破れた大人に見えるのだろうか・・・。

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